UTC メソッド
更新 : 2007 年 11 月
世界協定時刻 (UTC) (つまり GMT) の 1970 年 1 月 1 日 0 時 0 分 0 秒と、指定した日付との間をミリ秒単位で返します。
function UTC(year : Number , month : Number , day : Number [, hours : Number [, minutes : Number [, seconds : Number [,ms : Number]]]]) : Number
引数
year
必ず指定します。日付の年数を必ず 4 桁で指定します。引数 year に 0 ~ 99 の値が指定された場合、1900 + year の値が指定されたと見なされます。month
必ず指定します。月を表す 0 ~ 11 (1 ~ 12 月に相当) の範囲内の整数を指定します。day
必ず指定します。日を表す 1 ~ 31 の範囲内の整数を指定します。hours
省略可能です。引数 minutes を指定する場合は、この引数を指定する必要があります。時を表す 0 ~ 23 (午前 0 時 ~ 午後 11 時に対応) の範囲内の整数を指定します。minutes
省略可能です。引数 seconds を指定する場合は、この引数を指定する必要があります。分を表す 0 ~ 59 の範囲内の整数を指定します。seconds
省略可能です。引数 milliseconds を指定する場合は、この引数を指定する必要があります。秒を表す 0 ~ 59 の範囲内の整数を指定します。ms
省略可能です。ミリ秒を表す 0 ~ 999 の範囲内の整数を指定します。
解説
UTC メソッドは、世界協定時刻での 1970 年 1 月 1 日 0 時 0 分 0 秒と指定した日付との間をミリ秒単位で返します。この戻り値は、setTime メソッドおよび Date オブジェクト コンストラクタで使用できます。引数に有効範囲を超える値や負の値を指定すると、値に応じて格納される他の値が変更されます。たとえば、150 秒を指定すると、2 分 30 秒として処理されます。
UTC メソッドと日付を受け取る Date オブジェクトのコンストラクタとの違いは、渡した日付が UTC メソッドでは世界協定時刻 (UTC) として扱われ、Date オブジェクトのコンストラクタでは現地時間として扱われるという点です。
UTC メソッドは、静的なメソッドです。したがって、メソッドを使用するために、あらかじめ Date オブジェクトを作成しておく必要はありません。
メモ : |
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引数 year に 0 ~ 99 の整数を指定すると、1900 + year が年として使用されます。 |
使用例
UTC メソッドの使用例を次に示します。
function DaysBetweenDateAndNow(yr, mo, dy){
var d, r, t1, t2, t3; //Declare variables.
var MinMilli = 1000 * 60 //Initialize variables.
var HrMilli = MinMilli * 60
var DyMilli = HrMilli * 24
t1 = Date.UTC(yr, mo - 1, dy) //Get milliseconds since 1/1/1970.
d = new Date(); //Create Date object.
t2 = d.getTime(); //Get current time.
if (t2 >= t1)
t3 = t2 - t1;
else
t3 = t1 - t2;
r = Math.round(t3 / DyMilli);
return(r); //Return difference.
}