アルファ ブレンドの直線と塗りつぶし

更新 : 2007 年 11 月

GDI+ では、アルファ、赤、緑、青の各要素に 8 ビットずつ割り当てた 32 ビット値で色を表します。アルファ値は、色の透明度、つまり、色を背景色とブレンドする度合いを示します。アルファ値の範囲は 0 から 255 までです。0 は色の透明度が最大であることを表し、255 は色の不透明度が最大であることを表します。

アルファ ブレンドでは、ソース カラーのデータと背景色のデータをピクセルごとにブレンドします。ソース カラーの 3 つの各要素 (赤、緑、青) は、次の数式に基づいて、背景色の対応する要素とブレンドされます。

displayColor = sourceColor × alpha / 255 + backgroundColor × (255 – alpha) / 255

たとえば、ソース カラーの赤の要素が 150、背景色の赤の要素が 100 だとします。アルファ値が 200 の場合、生成される色の赤の要素は、次のように計算されます。

150 × 200 / 255 + 100 × (255 – 200) / 255 = 139

このセクションの内容

• 方法 : 不透明な直線および半透明な直線を描画する
  アルファ ブレンドされた線を描画する方法を示します。

• 方法 : 不透明ブラシおよび半透明ブラシを使用して描画する
  ブラシでアルファ ブレンドする方法を説明します。

• 方法 : 複合モードを使用してアルファ ブレンドを制御する
  CompositingMode を使用してアルファ ブレンドを制御する方法を説明します。

• 方法 : カラー行列を使用してイメージのアルファ値を設定する
  ColorMatrix オブジェクトを使用してアルファ ブレンドを制御する方法を説明します。