My.Computer.Ports オブジェクト

[アーティクル]
08/16/2008

更新 : 2007 年 11 月

コンピュータのシリアルポートにアクセスするためのプロパティとメソッドを提供します。

解説

My.Computer.Ports オブジェクトには、.NET Framework のシリアルポートクラスである SerialPort にアクセスするための、わかりやすいエントリポイントが用意されています。

処理手順

My.Computer.Ports オブジェクトに関連するタスクの例を次の表に示します。

目的	参照項目
シリアルポートに接続されているモデムをダイヤルする	方法 : Visual Basic で、シリアルポートに接続されているモデムをダイヤルする
シリアルポートに文字列を送信する	方法 : Visual Basic でシリアルポートに文字列を送信する
シリアルポートから文字列を受け取る	方法 : Visual Basic でシリアルポートから文字列を受信する
利用可能なシリアルポートを表示する	方法 : Visual Basic で利用可能なシリアルポートを表示する

使用例

コンピュータの COM1 シリアルポートに文字列を送る方法を、次の例に示します。

Using ブロックを使用すると、例外が生成された場合でもアプリケーションでシリアルポートを閉じることができます。シリアルポートを操作するコードは、このブロックまたは Try...Catch...Finally ブロック内で、Close メソッドを使用するための呼び出しと一緒に定義する必要があります。

WriteLine メソッドはデータをシリアルポートに送信します。

Sub SendSerialData(ByVal data As String)
    ' Send strings to a serial port.
    Using com1 As IO.Ports.SerialPort = _
            My.Computer.Ports.OpenSerialPort("COM1")
        com1.WriteLine(data)
    End Using
End Sub

詳細については、「方法 : Visual Basic でシリアルポートに文字列を送信する」を参照してください。

必要条件

名前空間 : Microsoft.VisualBasic.Devices

クラス : Ports

アセンブリ : Visual Basic ランタイムライブラリ (Microsoft.VisualBasic.dll)

使用可能なプロジェクトの種類

プロジェクトの種類	使用可/不可
Windows アプリケーション	可
クラスライブラリ	可
コンソールアプリケーション	可
Windows コントロールライブラリ	可
Web コントロールライブラリ	不可
Windows サービス	可
Web サイト	不可