_set_abort_behavior
更新 : 2007 年 11 月
プログラムの処理が中止されたときに実行するアクションを指定します。
unsigned int _set_abort_behavior(
unsigned int flags,
unsigned int mask
);
パラメータ
[入力] flags
中止フラグの新しい値。[入力] mask
中止フラグのビットに設定するマスク。
戻り値
フラグの前の値。
解説
_WRITE_ABORT_MSG と _CALL_REPORTFAULT という 2 つの中止フラグがあります。_WRITE_ABORT_MSG は、プログラムを中止するときに補足のテキスト メッセージを出力するかどうかを指定します。このメッセージは英語で、アプリケーションが通常とは異なる方法でランタイムに処理を中止するように要求したことをユーザーに報告し、アプリケーションのサポート チームに連絡して詳細情報を入手するように勧めます。既定の動作は、メッセージを出力することです。_CALL_REPORTFAULT が設定されていると、abort が呼び出されたときに Watson クラッシュ ダンプが生成されます。クラッシュ ダンプの生成は既定で有効になっています。
必要条件
ルーチン |
必須ヘッダー |
---|---|
_set_abort_behavior |
<stdlib.h> |
互換性の詳細については、「C ランタイム ライブラリ」の「互換性」を参照してください。
使用例
// crt_set_abort_behavior.c
// compile with: /c
#include <stdlib.h>
int main()
{
printf("Suppressing the abort message. If successful, this message"
" will be the only output.\n");
// Suppress the abort message
_set_abort_behavior( 0, _WRITE_ABORT_MSG);
abort();
}
Suppressing the abort message. If successful, this message will be the only output.