方法: DataTips を使用する
更新 : 2007 年 11 月
このトピックの内容は、次の製品に該当します。
Edition |
Visual Basic |
C# |
C++ |
Web Developer |
---|---|---|---|---|
Express |
||||
Standard |
||||
Pro/Team |
表の凡例 :
対象 |
|
該当なし |
|
既定で非表示のコマンド |
DataTips は、デバッグ中にプログラムの変数に関する情報を確認するときに便利です。DataTips は、中断モードのときにのみ機能します。また、実行の現在のスコープ内にある変数に対してだけ使用できます。Visual Studio の以前のバージョンでは、DataTips で表示できる情報量は限られていました。Visual Studio 2005 では DataTips の機能が強化され、より使いやすく、より強力に、複合データ型を表示できるようになりました。以前はクイックウォッチを使用していた状況でも、多くの場合、DataTips を使用できるようになります。
DataTips は、無効な式 (0 による除算など) や、関数の評価を伴う式には使用できません。詳細については、「デバッガ内の式」を参照してください。
中断モードでのみ DataTip を表示するには
ソース ウィンドウで、現在のスコープにある任意の変数にマウス ポインタを移動します。
DataTip が表示されます。
情報の展開と編集
強化された DataTip を使用すると、配列、構造体、またはオブジェクトを展開して、メンバを表示できます。DataTip の変数値を編集することもできます。
変数を展開して要素を表示するには
DataTip の表示中に、変数名の前にある + 記号にマウス カーソルを移動します。
変数が展開され、ツリー形式で要素が表示されます。
変数を展開すると、キーボードの方向キーを使用して、上下に移動できます (マウスも使用できます)。
DataTip を使用して変数値を編集するには
DataTip を表示中に、値を右クリックし、ショートカット メニューの [値の編集] をクリックします。または、値をクリックします (読み取り専用の値では無効です)。
新しい値を入力し、Enter キーを押します。
DataTip を透過的にする
DataTip の背後にあるコードを確認する場合、一時的に、DataTip を透過的に設定できます。
DataTip を透過的にするには
DataTip を表示中に、Ctrl キーを押します。
Ctrl キーを押している間、DataTip は透過的になります。
複合データ型の表示
DataTip で変数名の横に虫眼鏡のアイコンが表示される場合、そのデータ型の変数について 1 つ以上の ビジュアライザ を使用できます。ビジュアライザを使用すると、よりわかりやすい形式 (通常はグラフィック形式) で情報が表示されます。
ビジュアライザを使用して変数の内容を表示するには
虫眼鏡をクリックし、データ型に対して既定のビジュアライザを選択します。
または
ビジュアライザの横にあるポップアップ矢印をクリックし、データ型に適切なビジュアライザのポップアップの一覧から選択します。
ビジュアライザが開き、情報が表示されます。
ウォッチ ウィンドウへの情報の追加
変数のウォッチを継続する場合、DataTips から [ウォッチ] ウィンドウに変数を追加できます。
ウォッチ ウィンドウに変数を追加するには
DataTip の表示中に、右クリックし、ショートカット メニューの [ウォッチ式の追加] をクリックします。
変数が [ウォッチ] ウィンドウ (複数の [ウォッチ] ウィンドウをサポートしているエディションの場合は [ウォッチ 1]) に追加されます。
参照
処理手順
方法 : [クイック ウォッチ] ダイアログ ボックスを使用する