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CDaoFieldExchange クラス

更新 : 2007 年 11 月

DAO データベース クラスで使われる DAO レコード フィールド エクスチェンジ (DFX: DAO Record Field eXchange) ルーチンをサポートします。

class CDaoFieldExchange

解説

CDaoFieldExchange には、基本クラスはありません。

独自のデータ型のデータ交換ルーチンを記述するときはこのクラスを使用します。それ以外にこのクラスを直接使用することはありません。DFX は、CDaoRecordset オブジェクトのフィールド データ メンバとデータ ソースの現在のレコードの対応するフィールドとの間でデータを交換します。DFX は、データ ソースからとデータ ソースへの両方向の交換を管理します。独自の DFX ルーチンの記述の詳細については、「テクニカル ノート 53: DAO データベース クラス用カスタム DFX ルーチン」を参照してください。

eydsdych.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

DAO データベース クラスは、オープン データベース コネクティビティ (ODBC: Open Database Connectivity) に基づいている MFC データベース クラスとは性質が異なります。すべての DAO データベース クラス名には、"CDao" というプリフィックスが付きます。DAO クラスを使って ODBC データ ソースにもアクセスできます。通常、DAO に基づく MFC クラスは、ODBC に基づく MFC クラスよりも柔軟性があります。DAO を基にしたクラスは、ODBC ドライバを使ってアクセスできるのに加え、独自のデータベース エンジンを経由してもデータにアクセスできます。DAO を基にしたクラスは、DAO を直接呼び出さずにクラスを経由してテーブルを追加するなどのデータ定義言語 (DDL: Data Definition Language) 操作をサポートします。

eydsdych.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

DAO レコード フィールド エクスチェンジ (DFX) は、ODBC を基にした MFC データベース クラス (CDatabaseCRecordset) のレコード フィールド エクスチェンジ (RFX) によく似ています。RFX を理解している場合は、DFX も簡単に使用できます。

A CDaoFieldExchange オブジェクトは、DAO レコード フィールド エクスチェンジの発生に必要なコンテキスト情報を提供します。CDaoFieldExchange オブジェクトは、パラメータとフィールド データ メンバのバインド、現在のレコードのフィールドの各種フラグの設定などを含む多くの操作をサポートします。DFX 操作は、CDaoFieldExchange で enumFieldType によって定義された型のレコードセット クラスのデータ メンバに対して行われます。次の FieldType の値を使用できます。

  • CDaoFieldExchange::outputColumn フィールド データ メンバ

  • CDaoFieldExchange::param パラメータ データ メンバ用

IsValidOperation メンバ関数は、独自の DFX ルーチンを記述するために用意されています。独自の CDaoRecordset::DoFieldExchange 関数では SetFieldType を頻繁に使います。DFX グローバル関数の詳細については、「レコード フィールド エクスチェンジ (RFX) 関数」を参照してください。独自のデータ型に対する独自の DFX ルーチンの記述の詳細については、「テクニカル ノート 53: DAO データベース クラス用カスタム DFX ルーチン」を参照してください。

必要条件

ヘッダー : afxdao.h

参照

参照

階層図

CDaoRecordset クラス

その他の技術情報

CDaoFieldExchange のメンバ