CRichEditCtrl::StreamIn

[アーティクル]
09/17/2008

更新 : 2007 年 11 月

CRichEditCtrl オブジェクトのテキストを指定された入力ストリームからのテキストに置き換えます。

long StreamIn(
   int nFormat,
   EDITSTREAM& es 
);

パラメータ

nFormat
入力データの形式を指定するフラグ。詳細については、次の「解説」を参照してください。
es
入力ストリームを指定する EDITSTREAM 構造体。詳細については、次の「解説」を参照してください。

戻り値

入力ストリームから読み込んだ文字数を返します。

解説

nFormat の値は、次のいずれかの値である必要があります。

SF_TEXT テキストだけを読み込むことを示します。
SF_RTF テキストと書式を読み込むことを示します。

この値のどちらも、SFF_SELECTION と組み合わせることができます。SFF_SELECTION が指定されると、StreamIn は、現在の選択を入力ストリームの内容に置き換えます。指定されないと、StreamIn はこの CRichEditCtrl オブジェクト全体を置き換えます。

EDITSTREAM 型のパラメータ es には、バッファにテキストを挿入するコールバック関数を指定します。入力ストリームがすべて処理されるまで、このコールバック関数が繰り返し呼び出されます。

詳細については、Windows SDK の EM_STREAMIN メッセージと EDITSTREAM 構造体の説明を参照してください。

使用例

// My callback procedure that reads the rich edit control contents
// from a file.
static DWORD CALLBACK 
MyStreamInCallback(DWORD dwCookie, LPBYTE pbBuff, LONG cb, LONG *pcb)
{
   CFile* pFile = (CFile*) dwCookie;

   *pcb = pFile->Read(pbBuff, cb);

   return 0;
}

// The example code.

// The file from which to load the contents of the rich edit control.
CFile cFile(TEXT("My_RichEdit_InFile.rtf"), CFile::modeRead);
EDITSTREAM es;

es.dwCookie = (DWORD) &cFile;
es.pfnCallback = MyStreamInCallback; 
m_myRichEditCtrl.StreamIn(SF_RTF, es);