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方法 : サービスを開始する

更新 : 2007 年 11 月

サービスをインストールした後で、サービスを起動します。起動することで、サービス クラスの OnStart メソッドが呼び出されます。通常、OnStart メソッドにはサービスが本来行う処理を定義します。サービスの起動後は、手動で一時停止または停止するまで、アクティブの状態を維持します。

サービスを自動で起動するか手動で起動するかを設定できます。自動的に起動するサービスは、そのサービスがインストールされているコンピュータを再起動したとき、または初めて電源を入れたときに起動します。手動で起動するサービスは、ユーザーが起動する必要があります。

htkdfk18.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

既定では、Visual Studio で作成されたサービスは手動で起動するように設定されます。

サービスを手動で起動するには、サーバー エクスプローラまたはサービス コントロール マネージャを使用します。ServiceController コンポーネントでコードによって起動することもできます。ServiceController コンポーネントの概要については、「Windows サービスの監視」を参照してください。

ServiceInstaller クラスの StartType プロパティを設定し、サービスを手動で起動するか自動で起動するかを指定します。

サービスの起動方法を指定するには

  1. サービスの作成後、必要なインストーラを追加します。詳細については、「方法 : サービス アプリケーションにインストーラを追加する」を参照してください。

  2. デザイナで、対象となるサービスのインストーラをクリックします。

  3. [プロパティ] ウィンドウで、StartType プロパティに次のいずれかの値を設定します。

    サービスを起動するタイミング

    設定値

    コンピュータを再起動したとき。

    [自動]

    明示的なユーザー アクションによってサービスを開始するとき。

    [手動]

    htkdfk18.alert_note(ja-jp,VS.90).gifヒント :

    サービスが起動しないようにするには、StartType プロパティを [無効] に設定します。サーバーを数回再起動することが見込まれる場合は、サービスを自動的に起動しないように設定することで、再起動の時間を短縮できます。

    htkdfk18.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    以上のプロパティやその他のプロパティの設定は、サービスのインストール後に変更できます。

    StartType プロパティが [手動] に設定されているサービスを起動するには、サーバー エクスプローラまたは Windows サービス コントロール マネージャを使用します。また、コードで起動することもできます。起動方法によっては、サービス コントロール マネージャのコンテキストではサービスを起動しません。サーバー エクスプローラによるサービスの起動とコードによるサービスの起動の場合は、実際にはコントローラを操作しています。

サーバー エクスプローラでサービスを手動起動するには

  1. サーバーがサーバー エクスプローラの一覧にない場合は追加します。詳細については、「方法 : サーバー エクスプローラ/データベース エクスプローラにアクセスして初期化する」を参照してください。

    htkdfk18.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    Visual Studio の Standard Edition の場合、サーバー エクスプローラの [サーバー] ノードは利用できません。

  2. [サービス] ノードを展開し、開始するサービスを検索します。

  3. サービス名を右クリックし、[開始] をクリックします。

サービス制御マネージャでサービスを手動起動するには

  1. サービス コントロール マネージャを次のいずれかの方法で開きます。

    • Windows XP および Windows 2000 Professional のデスクトップで、[マイ コンピュータ] を右クリックし、[管理] をクリックします。表示されるダイアログ ボックスで、[サービスとアプリケーション] ノードを展開します。

      または

    • Windows Server 2003 および Windows 2000 Server では、[スタート] メニューの [プログラム] をポイントし、[管理ツール] をポイントして、[サービス] をクリックします。

      htkdfk18.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

      Windows NT Version 4.0 では、[コントロール パネル] でこのダイアログ ボックスを開くことができます。

    ウィンドウの [サービス] セクションに、サービスが一覧表示されます。

  2. 一覧で目的のサービスを右クリックし、[開始] をクリックします。

コードでサービスを手動起動するには

  1. ServiceController クラスのインスタンスを作成し、管理対象となるサービスと対話するように設定します。詳細については、「方法 : ServiceController コンポーネントのインスタンスを作成する」を参照してください。

  2. Start メソッドを呼び出してサービスを起動します。

参照

処理手順

方法 : Windows サービスを作成する

方法 : サービス アプリケーションにインストーラを追加する

方法 : サービスに対して管理タスクを実行する

概念

Windows サービス アプリケーションの概要

参照

方法 : サーバー エクスプローラ/データベース エクスプローラにアクセスして初期化する