デバッガのロードマップ
更新 : 2007 年 11 月
Visual Studio デバッガは、プログラムの実行時の動作を確認し、論理的なエラーの場所を特定できる強力なツールです。デバッガは、すべての Visual Studio のプログラミング言語と関連ライブラリと連携します。デバッガを使ってプログラムの実行を中断 (一時停止) し、コードのチェック、プログラムの変数の評価と編集、レジスタの確認、ソース コードで作成された命令の表示、アプリケーションで使用するメモリ空間の確認などができます。エディット コンティニュを使用すると、デバッグ中でもコードを変更し、実行を継続できます。
Visual Studio デバッガに、デバッガ ツールにアクセスできる [デバッグ] メニューを用意しました。デバッガのウィンドウとダイアログ ボックスにはプログラムに関する情報が表示され、追加情報を入力することもできます。また、F1 キーを押すと、ウィンドウまたはダイアログ ボックスのヘルプが表示されます。
このセクションの内容
実行制御
デバッガでアプリケーションの実行を制御する方法について説明します。デバッガを使用すると、実行の開始 (または継続)、実行の中断、実行の停止、アプリケーションのステップ実行、指定した位置までの実行、実行ポイントの設定などができます。方法 : 非表示のデバッガ コマンドを復元する
IDE の既定の設定によって非表示にされているデバッガ コマンドを表示する方法について説明します。スレッドとプロセスの操作
プロセスおよびスレッドへのアタッチ方法や、その実行を制御する方法について説明します。Just-In-Time デバッグ
Just-In-Time デバッグについて説明します。Visual Studio の外部での実行時にプログラムがクラッシュした場合、デバッガを自動的に起動できます。デバッガを自動的に起動する方法
Windows でアプリケーションを起動したときに Visual Studio が起動されるようにアプリケーションを設定する方法を説明します。Visual Studio では、デバッグ用に準備されたアプリケーションを読み込みますが、ユーザーが実行コマンドを実行するまでデバッグを開始しません。この方法でデバッガを起動すると、サービスのデバッグや COM のアウトプロセス サーバーのデバッグに役立ちます。チュートリアル : デザイン時のデバッグ
Visual Studio の [イミディエイト] ウィンドウを使用して、アプリケーションを実行していないときに関数またはサブルーチンを実行する方法について説明します。ダンプ
ダンプ ファイルとその保存方法や開き方などを説明します。ダンプ ファイルには、ある時点 (通常、クラッシュ後) におけるプログラム状態のスナップショットが含まれます。ソース ファイルまたは PDB がインストールされていないコンピュータでプログラムをテストしている場合、クラッシュが発生したときにダンプ ファイルを保存します。そのダンプ ファイルを使用して、ソース ファイルと PDB がインストールされているビルド コンピュータで、クラッシュの原因をデバッグします。ブレークポイントとトレースポイント
ブレークポイントおよびトレースポイントの概要と使用方法を説明します。デバッガでのデータ表示
プログラムの状態を確認および変更するためのさまざまなデバッグ ツールについて説明します。ほとんどのツールは、中断モードだけで機能します。デバッガ内の式
デバッガで C++、C#、Visual Basic、J#、およびスクリプトで式を入力するときに、使用できる言語固有の構文について説明するトピックへのリンクを紹介します。例外処理
例外について説明します。デバッガでの例外処理の方法、その処理の変更方法、例外が発生した場所を特定して変数の内容を確認する方法、マネージ コードの未処理の例外に関する制限事項、ネイティブ (C++) コードでの例外の解決についても示します。エディット コンティニュ
エディット コンティニュについて説明し、この機能の有効と無効を切り替える方法を示します。エディット コンティニュを使用すると、中断モードになっているプログラムのソース コードを変更し、デバッグ セッションを終了したりプログラムを再度ビルドしたりせずにその変更内容を適用できます。
関連するセクション
- デバッグ
デバッグに関連するドキュメントのより広範囲なリンクを提供します。デバッガの新機能、設定と準備、ブレークポイント、例外の処理、エディット コンティニュ、マネージ コードのデバッグ、Visual C++ プロジェクトのデバッグ、COM および ActiveX のデバッグ、DLL のデバッグ、SQL のデバッグ、ユーザー インターフェイス リファレンスなどの情報へのリンクを提供します。