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CSecurityDesc::ToString

更新 : 2007 年 11 月

セキュリティ記述子を文字列形式に変換します。

bool ToString(
   CString * pstr,
   SECURITY_INFORMATION si = OWNER_SECURITY_INFORMATION | 
      GROUP_SECURITY_INFORMATION | DACL_SECURITY_INFORMATION | 
      SACL_SECURITY_INFORMATION 
) const throw(...);

パラメータ

  • pstr
    変換するstring-format security descriptorを受け取る、NULL で終わる文字列へのポインタ。

  • si
    SECURITY_INFORMATION のビット フラグの組み合わせ。セキュリティ記述子のコンポーネントのうち、出力文字列に含めるコンポーネントを指定します。

戻り値

正常に終了した場合は true を返します。それ以外の場合は false を返します。

解説

セキュリティ記述子を文字列形式に変換すると、保存や送信が簡単になります。文字列をセキュリティ記述子に戻すには、CSecurityDesc::FromString メソッドを使って変換します。

パラメータ si には、次の SECURITY_INFORMATION フラグを指定できます。

説明

OWNER_SECURITY_INFORMATION

所有者を含めます。

GROUP_SECURITY_INFORMATION

プライマリ グループを含めます。

DACL_SECURITY_INFORMATION

DACL を含めます。

SACL_SECURITY_INFORMATION

SACL を含めます。

DACL が NULL であり、セキュリティ記述子の SE_DACL_PRESENT コントロール ビットが設定されている場合、メソッドは失敗します。

DACL が NULL であり、セキュリティ記述子の SE_DACL_PRESENT コントロール ビットが設定されていない場合、結果として得られるセキュリティ記述子の文字列は D: コンポーネントを持ちません。詳細については、「Security Descriptor String Format」を参照してください。

このメソッドは ConvertStringSecurityDescriptorToSecurityDescriptor を呼び出すため、Windows 2000 以降だけで利用できます。

必要条件

ヘッダー : atlsecurity.h

参照

参照

CSecurityDesc クラス

SECURITY_DESCRIPTOR

CSecurityDesc::FromString

その他の技術情報

CSecurityDesc のメンバ