_strtime、_wstrtime
更新 : 2007 年 11 月
バッファに時刻をコピーします。これらの関数のセキュリティを強化したバージョンについては、「_strtime_s、_wstrtime_s」を参照してください。
char *_strtime(
char *timestr
);
wchar_t *_wstrtime(
wchar_t *timestr
);
template <size_t size>
char *_strtime(
char (×tr)[size]
); // C++ only
template <size_t size>
wchar_t *_wstrtime(
wchar_t (×tr)[size]
); // C++ only
パラメータ
- timestr
時刻の文字列。
戻り値
結果の文字列である timestr へのポインタを返します。
解説
_strtime 関数は、timestr が指すバッファに現在の現地時刻をコピーします。時刻は hh:mm:ss の形式で表されます。hh は時間を 24 時間表記で表す 2 桁の数値、mm は分を表す 2 桁の数値、および ss は秒を表す 2 桁の数値です。たとえば、文字列 18:23:44 は、午後 6 時 23 分 44 秒を表します。バッファは、少なくとも 9 バイト必要です。
ワイド文字を扱う場合は、_strtime ではなく _wstrtime を使用します。_wstrtime の場合、引数にはワイド文字列を指定します。また戻り値もワイド文字列です。それ以外では、これらの関数の動作は同じです。timestr が NULL ポインタの場合、または timestr の形式が正しくない場合は、「パラメータの検証」に説明されているように、無効なパラメータ ハンドラが呼び出されます。実行の継続が許可された場合、これらの関数は NULL を返します。さらに、timestr が NULL の場合は errno を EINVAL に設定し、timestr の形式が正しくない場合は errno を ERANGE に設定します。
C++ では、これらの関数にテンプレートのオーバーロードがあります。このオーバーロードは、これらの関数に対応するセキュリティで保護された新しい関数を呼び出します。詳細については、「セキュリティ保護されたテンプレート オーバーロード」を参照してください。
汎用テキスト ルーチンのマップ
TCHAR.H のルーチン |
_UNICODE および _MBCS が未定義の場合 |
_MBCS が定義されている場合 |
_UNICODE が定義されている場合 |
---|---|---|---|
_tstrtime |
_strtime |
_strtime |
_wstrtime |
必要条件
ルーチン |
必須ヘッダー |
---|---|
_strtime |
<time.h> |
_wstrtime |
<time.h> または <wchar.h> |
互換性の詳細については、「C ランタイム ライブラリ」の「互換性」を参照してください。
使用例
// crt_strtime.c
// compile with: /W3
#include <time.h>
#include <stdio.h>
int main( void )
{
char tbuffer [9];
_strtime( tbuffer ); // C4996
// Note: _strtime is deprecated; consider using _strtime_s instead
printf( "The current time is %s \n", tbuffer );
}
The current time is 14:21:44
.NET Framework の相当するアイテム
参照
参照
ctime、_ctime32、_ctime64、_wctime、_wctime32、_wctime64