配置とローカリゼーション
更新 : 2007 年 11 月
Visual Studio の配置ツールには、ロケールごとにアプリケーションのバージョンを配布するためのさまざまな機能が含まれています。アプリケーションをローカライズする場合は、ローカライズ バージョンごとに個別のインストーラを作成する必要があります。複数のロケールに対応する 1 つのインストーラを作成することはできません。
ヒント : |
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アプリケーションの中核のファイルがすべてのロケールに共通の場合は、中核のファイルをマージ モジュールに配置し、マージ モジュールとロケール固有のファイルを各ロケール用のインストーラに追加する方法もあります。レジストリ設定、カスタム動作、およびファイルの種類はマージ モジュール プロジェクトに設定できるため、プロジェクトごとに作成する必要はありません。 |
ローカライズ済みのインストーラを作成するには、配置プロジェクトの Localization プロパティをサポート対象の言語のいずれかに設定します。サポート対象の言語は、[プロパティ] ウィンドウのドロップダウン リストに表示されます。Localization プロパティの設定によって、インストール時にユーザー インターフェイス ダイアログに表示される既定のテキストの言語が決まります。統合開発環境 (IDE: Integrated Development Environment) では、翻訳されたテキストは表示されません。インストーラを構築および実行することによって、翻訳されたテキストが表示されます。
プロパティで指定するテキストは翻訳されません。たとえば、ProductName プロパティでは、インストール ダイアログのタイトル バーに表示する名前を指定します。ローカライズした配置プロジェクトごとに、[プロパティ] ウィンドウにローカライズした ProductName を入力する必要があります。ローカライズが必要なその他の配置プロジェクト プロパティとしては、Author、Description、Keywords、Manufacturer、ManufacturerUrl、Subject、SupportPhone、SupportUrl、Title などがあります。AddRemoveProgramsIcon プロパティでテキストを含むアイコンを指定する場合は、ローカライズしたアイコンを指定することもできます。
メモ : |
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配置プロパティのテキストを入力するときは、対象となるロケール用のコード ページの文字を使用する必要があります。他のコード ページの文字を使用すると、ビルド エラーが発生します。配置で使用できるコード ページは、1252 (ニュートラル、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、およびスペイン語)、936 (簡体字中国語)、950 (繁体字中国語)、932 (日本語)、および 949 (韓国語) です。 |
ローカライズの必要なその他のプロパティとしては、ファイル システム エディタのショートカットの Name プロパティと Description プロパティ、ファイルの種類エディタのファイルの種類と動作の Name プロパティと Description プロパティ、起動条件エディタの条件の Message プロパティなどがあります。
メモ : |
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ローカライズしたインストーラの場合、CopyrightWarning プロパティと WelcomeText プロパティの既定のテキストは、[プロパティ] ウィンドウで表示される言語ではなく、プロジェクトの Localization プロパティで指定された言語で表示されます。CopyrightWarning プロパティまたは WelcomeText プロパティを変更した場合、[プロパティ] ウィンドウに表示されているテキストがインストール時に表示されます。このため、ローカライズ後の言語でテキストを入力する必要があります。 |
.NET Framework を使用するアプリケーションを配置するときには、.NET Framework の共通言語ランタイム ファイル (dotnetfxredist_x86_language.msm) を含むマージ モジュールが、既定でプロジェクトに追加されます。ローカライズしたインストーラの場合は、このマージ モジュールを、対象となるロケール用の .NET Framework マージ モジュールに置き換える必要があります。ローカライズしたマージ モジュールは Visual Studio は含まれていません。Microsoft の Web サイトから入手してください。