次の方法で共有


方法 : 長いコードを複数のコードに分割する

更新 : 2007 年 11 月

Visual Basic 内のすべての実行可能なステートメントは、Main や Form1_Load、calculateTotal など、何らかのプロシージャの内部にあることが必要です。アプリケーション全体を単一の大きなプロシージャとして作成することも可能ですが、複数のプロシージャに分割した方が読みやすいコードになります。

構造化プログラミングは、アプリケーション内部のプログラムのモジュール性と階層構造を重視した手法です。Visual Basic で構造化プログラミングを実現するには、プロシージャを賢く利用し、アプリケーションを個々の論理単位に分割するという方法が最も簡単です。プログラム全体をデバッグするよりも、各単位を個別にデバッグする方が簡単です。また、あるプログラム用に開発したプロシージャは、多くの場合、ほとんど変更せずに他のプログラムでも使用できます。

大きなプロシージャを分割する

大きなプロシージャを独立したプロシージャに分割するには

  1. コードの中から 1 つ以上の独立したセクションを特定します。

  2. 独立した各セクションに対して、ソース コードを大きなプロシージャの外側に移動し、それを Sub ステートメントと End Sub ステートメントで囲みます。

  3. 大きなプロシージャ内の、コード セクションが移動した場所に、Sub プロシージャを呼び出すステートメントを追加します。

大きなプロシージャに値を戻す

新しいプロシージャが大きなプロシージャに値を返すようにする場合は、Function プロシージャを定義します。

値を返すようにセクションを作成するには

  1. 外側に移動したソース コードを、Sub ステートメントと End Sub ステートメントではなく、Function ステートメントと End Function ステートメントで囲みます。

  2. Function プロシージャで、呼び出し元のコードに値を返せる状態になる場所に、Return ステートメントを追加します。

  3. 大きなプロシージャ内の、コード セクションを外部に移動した場所で、呼び出し元のステートメントが戻り値を使って何らかの処理を実行していることを確認します。戻り値は変数に格納したり、式の中で使用したりできます。

参照

処理手順

方法 : プロシージャを作成する

概念

Visual Basic におけるプロシージャ

Sub プロシージャ

Function プロシージャ

Property プロシージャ

演算子プロシージャ

プロシージャのパラメータと引数

再帰プロシージャ

プロシージャのオーバーロード

その他の技術情報

Visual Basic におけるオブジェクト指向プログラミング