/bigobj (.obj ファイル内のセクションの数を増やす)
更新 : 2007 年 11 月
/bigobj は、オブジェクト ファイルに格納できるセクションの数を増やします。
/bigobj
解説
既定では、オブジェクト ファイルはアドレス指定可能なセクションを最大 65,536 (2^16) 保持できます。/bigobj は、このアドレスの量を 4,294,967,296 (2^32) に増やします。
ほとんどのモジュールでは、65,536 を超えるセクションを格納する .obj ファイルを生成することはありません。しかし、マシンによって生成されるコード、またはテンプレート ライブラリを多用するコードでは、より多くのセクションを保持できる .obj ファイルを必要とする可能性があります。
/bigobj を指定して作成された .obj ファイルは、Visual C++ 2005 (またはそれ以降) に付属しているリンカによってのみ使用できます。Visual C++ 2005 より前のバージョンに付属していたリンカは、/bigobj を指定して作成された .obj ファイルを読み取ることができません。
Visual Studio 開発環境でこのコンパイラ オプションを設定するには
プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスを開きます。詳細については、「方法 : プロジェクト プロパティ ページを開く」を参照してください。
[C/C++] フォルダをクリックします。
[コマンド ライン] プロパティ ページをクリックします。
[追加のオプション]ボックスにコンパイラ オプションを入力します。
このコンパイラ オプションをコードから設定するには
- AdditionalOptions を参照してください。