クライアント スクリプトを使用する ASP.NET Web サーバー コントロール
更新 : 2007 年 11 月
一部の ASP.NET サーバー コントロールでは、クライアント スクリプトを使ってその機能を実現しています。さらに、ASP.NET ページの一部の機能もクライアント スクリプトに依存しています。ブラウザによるクライアント スクリプトのサポートの違いによって、ASP.NET Web ページがどのような影響を受けるかを理解するために、ASP.NET コントロールと ASP.NET ページがクライアント スクリプトを使用する方法がわかっていると便利です。
要素の一覧
次の表に、クライアント スクリプトを利用するコントロールとコントロールのメンバ、およびクライアント スクリプトが提供する機能を示します。
コントロール |
クライアント スクリプトの機能 |
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次のプロパティにはクライアント スクリプトが必要です。
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クライアント スクリプトは部分ページ レンダリング (非同期ポストバック) に使用され、このコントロールの機能にとって不可欠な部分です。 |
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クライアント スクリプトは非同期ポストバック要求の保留中に状態を表示するために使用され、このコントロールの機能にとって不可欠な部分です。 |
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このコントロールはクライアント スクリプト ファイルを管理し、Microsoft AJAX Library を読み込みます。 |
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クライアント スクリプトは、定義された間隔でブラウザからのポストバック イベントを実行するために使用されます。 |
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LinkButton、ImageButton、および HtmlButton .gif "メモ") メモ :
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クライアント スクリプトは、ポストバック イベントをサポートするために使用します。 |
このコントロールは、LinkButton コントロールを使用して日、週、および月のナビゲーションを実装します。LinkButton コントロールは、ポストバック イベントにクライアント スクリプトを使用します。選択や移動機能を付けずに 1 つの月だけを表示するために Calendar コントロールを使用する場合は、クライアント スクリプトは必要ありません。 |
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LinkButton コントロールとして構成されたボタンが編集、ページングなどのためのコントロールに含まれる場合、これらの機能にはクライアント スクリプトが必要です。 クライアント スクリプトは、関連付けられているデータ ソース コントロールがページング機能をサポートする場合に使用できます。 EnablePagingCallbacks プロパティが true の場合は、コールバックを管理するためにクライアント スクリプトを使用できます。 |
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LinkButton コントロールとして構成されたボタンが編集、ページングなどのためのコントロールに含まれる場合、これらの機能にはクライアント スクリプトが必要です。 クライアント スクリプトは、関連付けられているデータ ソース コントロールが並べ替えとページング機能をサポートする場合に使用できます。 EnableSortingAndPagingCallbacks プロパティが true の場合は、コールバックを管理するためにクライアント スクリプトを使用できます。 |
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AssociatedControlID プロパティは AccessKey プロパティと共にクライアント スクリプトを生成し、キーボード ショートカットに応答して適切なコントロールにフォーカスを設定します。この 2 つのプロパティが設定されていない場合、このコントロールにクライアント スクリプトは必要ありません。 |
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クライアント スクリプトは、メニュー項目の開閉、ポップアウト パネルの表示、およびユーザーがマウス ポインタをメニュー項目の上に置いたときの表示の制御に使用します。 |
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クライアント スクリプトは、ノードの開閉に使用します。また、TreeView コントロールがオンデマンドでノードを設定するように構成されている場合にも使用します。 TreeView コントロールのクライアント スクリプトは無効にできます。その場合、選択操作はポストバックの後にサーバー コードで実行されます。ただし、ノード自体は、クライアント スクリプトを使用してポストバックを実行するリンクとしてレンダリングされます。したがって、ブラウザがクライアント スクリプトをサポートしない場合、TreeView はポストバックを実行できません。 |
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AutoPostBack プロパティが true に設定されているすべての Web サーバー コントロール。 |
ボタン以外のコントロールの AutoPostBack プロパティの動作は、クライアント スクリプトを使用して実装されます。 |
Web パーツ コントロール |
;クライアント スクリプトは、ドラッグ アンド ドロップ操作をサポートし、Web パーツ コントロールをゾーン、動詞、およびインポートとエクスポート機能に追加するために使用します。 |
検証コントロール |
クライアント スクリプトは、即座に検証フィードバックを実行するために使用します。クライアントがスクリプトをサポートしていない場合、検証はサーバー上でだけ実行されます。 |
コントロールの Focus メソッド、ページの SetFocus メソッドなどのコントロールにフォーカスを設定するメソッドまたはプロパティ。 |
クライアント スクリプトは、指定されたコントロールにフォーカスを設定するために使用します。 |
これらのコントロールおよびメンバに必要なクライアント スクリプトは自動的に生成され、ページの一部として送信されます。ECMAScript (JScript、JavaScript) をサポートしているすべてのブラウザと互換性があります。つまり、DHTML (ダイナミック HTML) の高度なスクリプト機能には依存しません。完全な機能を実装するために Microsoft Internet Explorer バージョン 5.5 以降を必要とする一連の Web パーツ コントロールは例外です。
| メモ : |
|---|
ブラウザが DHTML をサポートしている場合、一部の検証機能で DHTML を利用できますが、DHTML は必須ではありません。 |
セキュリティ上の理由から、ブラウザによるスクリプトの実行が無効化されている場合があります。スクリプトが無効化されている場合は、クライアント スクリプトによって提供される機能は実行されません。これにより、LinkButton コントロールなどの一部のコントロールがまったく使用できなくなるだけでなく、AutoPostBack プロパティの機能が無効になります。検証機能は、一部だけ影響を受けます。検証はサーバーで実行されますが、クライアント ベースの検証の即時性が損なわれます。