ADSI にアクセスするための COM 相互運用機能の使用
System.DirectoryServices では、ADSI で提供されているデータ構造と定数のうち、よく使用されるものが再定義されています。ただし、COM アプリケーションとマネージ コード アプリケーション間の移行時に、マネージ コード アプリケーションから、下位レベルの ADSI 構造または高度なインターフェイスによって提供される機能にアクセスできるようにしなければならない場合もあります。
基になる ADSI とマネージ コード間のこの相互運用性を実現するために、共通言語ランタイムには COM 相互運用機能が用意されています。これを使用して任意の ADSI 機能にアクセスできます。ここでは、COM 相互運用機能を使用して ADSI にアクセスする方法について説明します。
アプリケーションでの COM 相互運用機能のセットアップ
Visual Studio を起動し、新しいプロジェクトを作成します。
[プロジェクト] の [参照の追加] をクリックして、[参照の追加] ダイアログを開きます。
[COM] タブをクリックします。
[参照の追加] ダイアログ ボックスの一覧で、[Active DS Type Library] をクリックします。
[OK] をクリックして ADSI ライブラリを追加します。
次のコード例に示すように、参照の代わりに using ステートメントをアプリケーションに追加できます。
using ActiveDs;
Imports ActiveDs
参照も using ステートメントも追加しない場合は、次のコード例に示すように ADSI ライブラリの完全修飾名を追加する必要があります。
ActiveDs.IADsSecurityDescriptor
関連項目
リファレンス
概念
Send comments about this topic to Microsoft.
Copyright © 2007 by Microsoft Corporation. All rights reserved.