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作業項目クエリの作成

更新 : 2007 年 11 月

クエリを使用すると、作業項目フォームの情報に基づいて作業項目を見つけることができます。簡単なクエリであれば、フォームの一部 (自分に割り当てられたすべての作業項目など) に特定の値を持つ作業項目を検索するなどがあります。複雑なクエリになると、フォーム上の複数の値から検索を行う場合もあります。クエリを作成するには、句を使用してクエリ結果を絞り込みます。

Team Foundation 作業項目トラッキングでは、作業項目を検索するクエリを特に作業項目クエリと呼びます。そのファイル名の拡張子は .wiq です。

クエリ演算子

クエリ演算子は、作業項目クエリを作成するときに、クエリの句の中で使用します。クエリの句はフィールド名、クエリ演算子、および値で構成されます。クエリ演算子によって、各作業項目を結果に含めるかどうか調べるときに適用する演算が決まります。

Team Foundation の作業項目トラッキングで利用できるクエリ演算子の一覧を次の表に示します。

クエリ演算子

説明

使用可能なフィールドの種類

=

フィールドが指定した値と一致すれば作業項目を返します。

数値、テキスト、日付、ツリー

<>

フィールドが指定した値と一致しなければ作業項目を返します。

数値、テキスト、日付、ツリー

>

フィールドが指定した値よりも大きければ作業項目を返します。

数値、テキスト、日付

<

フィールドが指定した値よりも小さければ作業項目を返します。

数値、テキスト、日付

>=

フィールドが指定した値以上であれば作業項目を返します。

数値、テキスト、日付

<=

フィールドが指定した値以下であれば作業項目を返します。

数値、テキスト、日付

Contains

フィールドが指定したテキストの値を含む場合に作業項目を返します。

テキスト

次の値を含まない

フィールドが指定したテキストの値を含まない場合に作業項目を返します。

テキスト

In

フィールドが指定した値セットのいずれかの値と一致すれば作業項目を返します。たとえば、ID フィールドを 100、101、102 の値セットと比較した場合、100、101、102 の作業項目が返されます。

数値、テキスト、日付、ツリー

次の値と等しかったことがある

フィールドの履歴を検索します。履歴にあるフィールド値のいずれかが指定した値と一致すれば、作業項目を返します。

テキスト、日付

次の値の下

ツリー フィールドを検索し、値で指定したノードの下にあるすべての作業項目を返します。

ツリー

次の値の下ではない

ツリー フィールドを検索し、値で指定したノードの下にないすべての作業項目を返します。

Tree

クエリ変数

クエリ変数を使用すると、クエリの値を生成できます。これにより、現在の日付、現在のユーザー、または現在のプロジェクトを検索する動的なクエリを作成できます。

Team Foundation 作業項目トラッキングで利用できるクエリ変数の一覧を次の表に示します。

クエリ変数

result

@Me

ユーザー エイリアスがあるフィールドに対し、[値] 列で @Me 値を使用すると、現在のユーザーのエイリアスが自動的に検索されます。たとえば、自分が開いた作業項目の一覧を返すには、[フィールド] 列を [アクティブ化した人] に、[演算子] 列を [=] に、[値] 列を @Me にそれぞれ設定します。

@Project

チーム プロジェクトを参照するフィールドに対し、[値] 列で @Project 値を使用すると、現在のチーム プロジェクトを検索できます。たとえば、現在選択されているプロジェクトに関するすべてのアクティブな作業項目の一覧を返すには、[フィールド] 列を [チーム プロジェクト] に、[演算子] 列を [=] に、[値] 列を @Project にそれぞれ設定します。

@Today

日付フィールドに対し、[値] 列で @Today 値を使用すると、現在の日付を検索できます。クエリには、実行時の現在の日付が入力されます。また、@Today 変数から日数を引いた値を使用することもできます。たとえば、過去 1 週間にアクティブ化されたすべての項目を検索するには、[フィールド] 列を [アクティブ化された日] に、[演算子] 列を [>=] に、[値] 列を @Today - 7 に、それぞれ設定します。

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参照

その他の技術情報

作業項目の追加と変更