次の方法で共有


方法 : ASP.NET Web サービスの操作を定義する

更新 : 2007 年 11 月

アプリケーション デザイナおよびシステム デザイナでは、.NET Web サービス プロバイダ エンドポイントの操作を定義できます。このタスクを実行するには、[Web サービスの詳細情報] ウィンドウを使用します。詳細については、「アプリケーション ダイアグラムでの ASP.NET アプリケーションの概要」を参照してください。

ms181844.alert_note(ja-jp,VS.90).gifヒント :

WSDL ファイルまたは .disco ファイルを指定することにより、定義済みの操作シグネチャや型を使用して .NET Web サービス プロバイダ エンドポイントを作成できます。その後、[Web サービスの詳細情報] ウィンドウでこれらの操作を編集できます。詳細については、「方法 : エンドポイントをアプリケーションに追加する」を参照してください。

.NET Web サービス プロバイダ エンドポイントの操作を定義すると、そのエンドポイントのすべてのユースに対して操作を定義することになります。定義した操作は、[Web サービスの詳細情報] ウィンドウを使っていつでも編集できます。.NET Web サービス プロバイダ エンドポイントと共に ASP.NET アプリケーションを実装すると、[Web サービスの詳細情報] ウィンドウを使用して、またはコード経由で、エンドポイントの操作を編集できるようになります。エンドポイントの操作は常に同期されます。詳細については、「方法 : ASP.NET Web サービスの操作を編集する」を参照してください。

ms181844.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

ASP.NET アプリケーション プロジェクトでは、アプリケーションの Web サービス プロバイダ エンドポイントごとに 1 つの Web サービス クラス ファイルが生成されます。各 Web サービス クラス ファイルには、対応する Web サービス プロバイダ エンドポイントの操作シグネチャが格納されます。各操作シグネチャは、WebMethod 属性を持つメソッドとして、コメントと共に Web サービス クラス ファイルに表示されます。適切なメソッドの本体コードを追加すると、各操作を完全に実装できます。

Web サービス操作を定義するには

  1. ダイアグラムで、Web サービス プロバイダ エンドポイントを選択します。

  2. [ダイアグラム] メニューの [操作の定義] をクリックします。

    ms181844.alert_note(ja-jp,VS.90).gifヒント :

    エンドポイントを右クリックし、[操作の定義] をクリックすることもできます。

    [Web サービスの詳細情報] ウィンドウが表示されます。

  3. [Web サービスの詳細情報] ウィンドウの操作行で、[名前] の [<操作の追加>] をクリックし、オペレーション名を指定します。

  4. 同じ行の [型] で、必要に応じて操作の戻り値の型を指定します。型を指定する必要がない場合は、手順 7. に進みます。

    ms181844.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    データを返すように明示的に定義されていない限り、操作は既定でデータを返しません。データを返さない操作の表示は、Web サービス用に指定されている言語に応じて変わります。Visual Basic を使用する場合、操作の戻り値の型は指定されません。Visual C# を使用する場合、操作の戻り値の型は既定で void です。インターフェイスの型はシリアル化できないため、Web サービスに接続される Web 参照を作成するとエラーが生成されます。

  5. 型を選択するには、型名の入力を開始して型リストを表示します。

    入力するとリストが開き、使用できる型が表示されます。

    ms181844.alert_note(ja-jp,VS.90).gifヒント :

    型リストに目的の型がない場合は、完全修飾型名を使用して別のプロジェクトまたはタイプ ライブラリに定義されている型を指定するか、実装後に新しい型を指定して定義します。型の指定を終了するには、目的の型の名前を続けて入力します。

  6. Enter キーを押すか、別のセルをクリックして、セルを移動します。

    ms181844.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    Tab キーを押すと、指定した型が型リストの最も一致する型に置き換わります。

  7. [概要] に、操作のコメントを追加します。

    ms181844.alert_note(ja-jp,VS.90).gifヒント :

    詳細情報を追加するには、省略記号 ([...]) ボタンをクリックして [説明] ボックスを開きます。ここで、WSDL の説明や操作の戻り値の型の追加コメントを指定したり、必要に応じて、その他の注釈を指定したりできます。指定した WSDL の説明は、すべて WSDL ファイルに表示されます。

ASP.NET アプリケーションを実装する前は、Microsoft コア ライブラリ (MSCorLib.dll) およびその他の暗黙に参照される多数のタイプ ライブラリに定義されている型だけが型リストに表示されます。ただし、その他のタイプ ライブラリやオブジェクトに定義されている型を参照したり、アプリケーションが実装された後でコードまたはクラス デザイナを使用して定義する予定の型を参照したりできます。

他のプロジェクトやタイプ ライブラリに定義されている型を参照する場合、アプリケーションが実装された後で、それらのプロジェクトやライブラリへの参照を追加する必要があります。型リストには、明示的に参照されるすべてのプロジェクトおよびタイプ ライブラリで定義されている型がすべて含まれます。詳細については、「方法 : Visual Studio で参照を追加および削除する (C#)」を参照してください。

後で定義する予定の型を参照する場合、アプリケーションが実装された後で、クラス ファイルまたはクラス ダイアグラムをアプリケーション プロジェクトに追加して型を定義しない限り、それらの型は型リストに表示されません。詳細については、「方法 : ASP.NET Web サービスの操作およびパラメータの型を定義する」を参照してください。

操作を定義したら、そのパラメータを定義したり、次の操作行で別の操作を定義したりできます。

Web サービス操作のパラメータを定義するには

  1. [Web サービスの詳細情報] ウィンドウで、操作ノードを展開します。

  2. 操作の下のパラメータ行で、[名前] の [<パラメータの追加>] をクリックし、パラメータ名を指定します。

    ms181844.alert_note(ja-jp,VS.90).gifヒント :

    該当する操作において固有のパラメータ名を選択してください。

  3. [型] で、必要に応じてパラメータを指定します。

  4. [修飾子] から、パラメータを渡す方法を選択します。

  5. [概要] に、パラメータのコメントを追加します。

    ms181844.alert_note(ja-jp,VS.90).gifヒント :

    詳細情報を追加するには、省略記号 ([...]) ボタンをクリックして [説明] ボックスを開きます。

パラメータを定義したら、次のパラメータ行で新しいパラメータを定義できます。パラメータは、[プロパティ] ウィンドウでパラメータのプロパティを使って定義することもできます。

参照

処理手順

方法 : ASP.NET Web サービスで一方向操作または要求/応答操作を指定する

方法 : ASP.NET Web サービスの操作を編集する

方法 : ASP.NET Web サービスから操作およびパラメータを削除する

参照

[Web サービスの詳細情報] ウィンドウのショートカット キー

その他の技術情報

ASP.NET Web サービスの操作の定義