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方法 : 構成済みのアプリケーションとエンドポイントからカスタム プロトタイプを作成する

更新 : 2007 年 11 月

アプリケーション デザイナでは、カスタム プロトタイプを作成することにより、構成済みのアプリケーションとエンドポイントを保存し、再利用できます。カスタム プロトタイプには、カスタム プロトタイプを作成するときに使用したアプリケーションやエンドポイントに含まれていたすべてのプロパティ、構成、設定、および制約が含まれます。カスタム プロトタイプの作成についての考慮事項とガイドラインについては、「カスタム アプリケーション プロトタイプを作成するためのガイドライン」を参照してください。

ms181862.alert_note(ja-jp,VS.90).gifヒント :

アプリケーションまたはエンドポイントのコピーが 1 つだけ必要な場合は、そのままコピーします。Visual Studio の複数のソリューションやインスタンスで、ダイアグラム間で同じ種類のアイテムをコピーすることもできます。詳細については、「方法 : Visual Studio のインスタンスまたはソリューション間のコピー」を参照してください。

作成したカスタム プロトタイプは、Visual Studio のツールボックスに追加されます。カスタム プロトタイプを他のユーザーと共有することもできます。

アプリケーション ダイアグラムからカスタム プロトタイプを作成するには

  1. ダイアグラムで、1 つ以上のアプリケーション定義またはエンドポイントを選択します。

  2. [ダイアグラム] メニューの [ツールボックスに追加] をクリックします。

    ms181862.alert_note(ja-jp,VS.90).gifヒント :

    アプリケーションまたはエンドポイントを右クリックし、[ツールボックスに追加] をクリックすることもできます。

    [プロトタイプをツールボックスに追加] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. [名前] ボックスに、プロトタイプの名前を入力します。

    ms181862.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    プロトタイプの名前を保存するとき、Visual Studio によって無効な文字が削除されます。無効な文字には、空白文字、二重引用符 ("")、山かっこ (<>)、スラッシュ (/)、円記号 (\)、コロン (:)、アスタリスク (*)、および疑問符 (?) が含まれます。たとえば、"MyPrototype" という名前のプロトタイプが既に存在するときにプロトタイプの名前に "My Prototype" を指定すると、Visual Studio では、同じ場所に新しいプロトタイプを保存した場合に既存のプロトタイプが上書きされることを知らせるメッセージが表示されます。詳細については、「拡張に関する問題のトラブルシューティング」を参照してください。

  4. プロトタイプのツールボックス アイコンに別のビットマップ ファイルを指定するには、[表示するイメージ] ボックスにビットマップ ファイルの場所を入力します。省略記号 (…) ボタンをクリックし、別のビットマップ ファイルを参照して選択することもできます。

    ms181862.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    最適なビットマップ イメージは、16 x 16 ピクセル、24 ビット色深度、マゼンタ (RGB 値 : 255、0、255) の透明イメージです。この指定以外のビットマップ イメージの場合、サイズが変更されます。

  5. [ユーザー用に追加] で、次のいずれかを選択します。

    • 個人使用のみを目的としてプロトタイプを追加するには、[自分だけが使用するために追加] をクリックし、[OK] をクリックします。

      ツールボックスにプロトタイプが表示されます。

    • コンピュータのすべてのユーザー用にプロトタイプを追加するには、[このコンピュータのすべてのユーザー用に追加] をクリックし、[OK] をクリックします。

      ms181862.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

      Windows Server 2003 または Windows XP 上で Visual Studio を実行している場合、このタスクを完了するにはパワー ユーザー以上のアクセス許可が必要です。Windows Vista 上で Visual Studio を実行している場合、管理者のアクセス許可が必要です。

    ツールボックスにプロトタイプが表示されます。

Visual Studio では、プロトタイプは指定した名前に拡張子 .adprototype が付けられたファイルとして保存されます。このプロトタイプ ファイルを、そのコンピュータのユーザー以外のユーザーと共有するには、プロトタイプをエクスポートできます。詳細については、「方法 : 分散システム デザイナからカスタム プロトタイプをエクスポートする」を参照してください。

新しいプロトタイプをインポートまたはインストールするには、「方法 : 新しいカスタム プロトタイプをインポートまたはインストールする」を参照してください。

セキュリティ

カスタムのプロトタイプには、カスタム設定の機密データや独自仕様のデータが格納されることがあります。カスタムのプロトタイプは、Base 64 でエンコードされていますが、暗号化されてはいません。そのため、他のユーザーとカスタムのプロトタイプを共有する場合は注意が必要です。

参照

処理手順

拡張に関する問題のトラブルシューティング

方法 : アプリケーション ダイアグラムでアプリケーションを定義する

その他の技術情報

分散システム デザイナの拡張