ユーザー定義制約
更新 : 2007 年 11 月
ユーザー定義制約は、特定のアプリケーション、エンドポイント、ゾーン、または論理サーバーに対して使用できる設定のプールから作成されます。たとえば、定義済みの制約ではアプリケーションをホストする Web サイトに対して HTTP KeepAlive 機能をオンにする要求は許可されませんが、ユーザー定義制約を作成してこれを指定できます。ユーザー定義制約は、制約の対象となる項目の値が指定された値と等しい必要があるという点で、単純な値制約です。制約の対象となる設定の種類に応じて、"Contains" や "Between" などの追加の演算子も使用できます。制約のカスタム エラー メッセージを定義することや、ヘルプの URL を指定することもできます。制約が失敗した場合は、[エラー一覧] に、定義したエラー メッセージが表示されます。
ユーザー定義制約は柔軟性が高いうえに、定義済み制約の作成に使用されるすべての設定を含むため、ユーザー定義制約は、定義済み制約で使用されている設定と競合する可能性があります。分散システム デザイナでは、制約の作成時にユーザー定義制約が定義済み制約と競合するかどうかはチェックされません。制約は、配置ダイアグラムの検証中にだけチェックされます。この結果、すべての制約を一度に満たすことのできない状況が発生する可能性があります。この状況が発生した場合は、いくつかの制約を編集または無効化して、制約が満たされる状態に戻す必要があります。
場合によっては、対応するリソースが追加されていない設定に対して制約を定義することがあります。リソースに応じて、これらの制約は無視されるか、必要なリソースが欠落していることを示すエラーが発生します。詳細については、「方法 : リソースを追加する」を参照してください。