リストの種類の組み合わせ
更新 : 2007 年 11 月
単一のフィールドに対して、リストの種類を複数指定できます。このトピックでは、それによって項目のリストがどのように決定されるかを示します。
以下の説明では、次のような表記を使用します。
ALLOWEDVALUES リストのすべての値の集合を {set A} と記述します。
PROHIBITEDVALUES リストのすべての値の集合を {set P} と記述します。
SUGGESTEDVALUES のすべての値の集合を {set S} と記述します。
有効な値の決定
フィールドに対して認められる有効な値は、{set A} から {set P} を減ずることで取得できます。{set A} にエントリがない場合、{set A} は取り得る値すべてと見なされます。有効な値が定義されていないため、{set P} で明示的に指定された値以外はすべての値が認められるということです。{set S} は、フィールドに対して有効な値を決定するうえでは意味を持ちませんが、ドロップダウン リスト ボックスに表示する値を決定するうえでは利用されます。
ドロップダウン リスト ボックスへのリスト値の設定
次の規則では、ALLOWEDVALUES、PROHIBITEDVALUES、および SUGGESTEDVALUES の各セットの内容を使用して、ドロップダウン リスト ボックスに設定する値を決定します。
If {set S} AND {set A} have no entries
Result: Empty list
If {set S} has entries and {set A} has no entries
Result: The values are obtained by subtracting {set P} from {set S}
If {set S} AND {set A} have entries
Result: The list of values are obtained by:
a. Intersecting {set A} with {set S} to get {intermediate set I}
b. Subtracting {set P} from {intermediate set I}
If {set S} has no entries and {set A} has entries
Result: The list of values are obtained by subtracting {set P} from {set A}
複数のリストの指定
特定の時点で複数の <ALLOWEDVALUE> のセットを指定した場合 (たとえば、作業項目の種類全体の <ALLOWEDVALUE> セットと、状態スコープの <ALLOWEDVALUE> セットを指定した場合)、それら複数のセットの共通部分が、最終的なセットである {set A} として使用されます。
<PROHIBITEDVALUES> セットまたは <SUGGESTEDVALUES> セットを複数指定した場合は、それぞれの複数のセットの和集合が、最終的なセットである {set S} および {set P} となります。