単純なクエリーに DataSets を含めない

Crystal Reports for Visual Studio プロジェクトのスケーラビリティを最適化する方法の 1 つとして、単純なクエリーに DataSets を含めない方法があります。

DataSets からレポートを作成すると利点が得られますが、スケーラビリティを考慮する場合、DataSets は必ずしもデータ アクセス構造として使用されません。アプリケーションが、レポートによる使用のみを目的として DataSets を作成する場合、特にクエリーが"SELECT field 1, field 2 FROM table"のように単純な場合、DataSets はほとんど値を追加しません。

こうした場合、Crystal Reports を直接データベースに接続し、クエリーを実行した方が（Crystal Reports Designer であらゆるレポートを作成する場合のデフォルト動作）、処理が速くメモリの使用量も少なくなります。

DataSets が役立つ場合

• 複数のデータ ソースからデータを組み合わせる必要がある
• DataSets 内のデータをクエリー実行後に修正する必要がある

関連項目

• DataSets の使用時のキャッシュ

• チュートリアル：ADO.NET データセットへの接続

  このチュートリアルでは、ADO.NET データセットに接続されたレポートを作成して、アプリケーションに表示するコードを記述する方法を学習します。