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[プリンタの設定]の[プリンタなし]チェック ボックスの選択

Crystal Reports for Visual Studio プロジェクトのスケーラビリティを最適化するもう 1 つの方法は、[プリンタの設定]で[プリンタなし]のオプションを選択することです。

[プリンタなし]オプション

通常は Crystal レポートの作成時に、開発を行うコンピュータがデフォルトのプリンタとして指定されます。デフォルトのプリンタにより、レポートのイメージのレイアウト、フォント、およびデータベース フィールドが決定されます。

デフォルトのプリンタを指定する長所は、レポートの表示に一貫性が得られることです。レポートはデフォルトのプリンタのレイアウトに合わせて表示されます。デフォルトのプリンタを使用する短所は、スケーラビリティの問題が発生することです。

たとえば、一部のプリンタ ドライバには、メモリリークやファイル ハンドル リークがあります。このような問題があるプリンタ ドライバに対してレポートが設定されると、レポートのパフォーマンスが低下します。

このため、スケーラビリティを最適化するには、レポートでプリンタ ドライバを使用しないように変更します。

Note

レポートをプリンタ ドライバなしに設定すると、レポートのレイアウトが目的のプリンタの出力と一致しなくなる可能性があります。レポートをプリンタ ドライバなしに変更したら、目的のプリンタでレポートをテストすることをお勧めします。必要に応じて、レポートのレイアウトを調整してください。

レポートをプリンタ ドライバなしに変更する

  1. [ソリューション エクスプローラ]で、レポートをダブルクリックします。
  2. レポートの空白の領域を右クリックして[デザイナ]をポイントし、[プリンタの設定]をクリックします。
  3. [プリンタの設定]ダイアログ ボックスで、[プリンタなし]を選択し、[OK]をクリックします。
  4. [ファイル]メニューの[すべて保存]をクリックします。