コマンド ライン クイック スタート
このセクションでは、スタンドアロン GUI クイック スタートと同じ設定でコマンド ライン インターフェイスを使用して難読化を行う方法を説明します。
コマンド ラインから Dotfuscator を起動するには、次の構文を使用します。
dotfuscator [options] [configfile]
コマンド ライン オプションは、「コマンド ライン オプションの概要」に詳しく説明されています。
構成ファイルは Dotfuscator の各種オプションを指定するための XML ドキュメントです。スタンドアロン GUI を実行して各種ダイアログに値を入力すると、構成ファイルに設定が追加されます。構成ファイルのすべての要素の詳細については、「構成ファイル リファレンス」を参照してください。
自動化されたビルドへの統合を行うコマンド ライン ビルド機能は、Dotfuscator Professional Edition で利用できます。
既存の構成を使用する
先のセクションで作成した構成ファイルを、コマンド ライン ツールで使用することができます。作成済みの構成ファイルを使用する場合は、コマンドラインから次のようなコマンドを使って難読化を実行します。
dotfuscator Dotfuscator.xml
コマンド ライン スイッチのみを使用する
構成ファイルを使用せずに、コマンド ラインから Dotfuscator を実行することもできます。なぜなら、ほとんどの構成オプションが、コマンド ライン スイッチでも設定できるからです。入力アセンブリを次のように指定するだけで、先のセクションで使用したアセンブリを強力に難読化することができます。
dotfuscator /in:GettingStarted.exe
- "in" スイッチを使用すると、入力アセンブリのリストをカンマで区切って指定できます。
- 入力アセンブリの拡張子が EXE なので、アプリケーションの種類は自動的に最高度の難読化に設定されます。DLL は既定値ではライブラリ モードになります。
- 既定値では、出力アセンブリは "Dotfuscated" という名前の作業ディレクトリのサブディレクトリに置かれます。この設定は、コマンド ラインの "out" スイッチを使って変更できます。
- 既定値では、名前変更は有効に設定され、名前変更の割り当てファイルは "map.xml" という名前で作成されます。これも "Dotfuscated" のサブディレクトリに置かれます。この設定を変更するには、"mapout" スイッチを使用します。
- 既定値では、文字列の暗号化、制御フロー、除去が有効に設定されます。
高度なコマンド ライン スイッチを使用する
前のセクションでスタンドアロン GUI に設定したオプションと同じ設定を使って、コマンド ラインから難読化プログラムを実行するには、次のようなコマンドを実行する必要があります。
dotfuscator /in:GettingStarted.exe /debug:on /v /enha:on /
- 前のセクションと同じように "in" オプションを使用します。
- "v" オプションを指定すると、Dotfuscator が "詳細な情報を表示する" モードで動作します。
- "debug" オプションを指定すると、難読化された出力アセンブリに対してデバッグ シンボルが生成されます。
- "enha" オプションは拡張オーバーロード誘導を有効にします。
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