次の方法で共有


チュートリアル:オブジェクト コレクションへの接続

概要

Crystal Reports 2008 では、オブジェクト データからレポートを作成できます。オブジェクト データは、文字列データや整数データのように単純なものにすることも、クラスやコレクションのように複雑なものにすることもできます。このチュートリアルでは、カスタム オブジェクトのコレクションからレポートを作成するアプリケーションを作成します。各オブジェクトは、株式(Stock)市場の情報を示しています。Crystal レポートを作成すると、レポート ウィザードがデータベース テーブルと同様に Stock クラスにアクセスしますが、テーブル列を表示フィールドとして追加せずにクラス プロパティを追加します。

レポートは、Stock オブジェクトの複数のインスタンスを含む ArrayList にアクセスします。Stock インスタンスのプロパティごとに一意の値が設定されています。この情報は、デザイン時にプログラムを使用して ArrayList に追加することも、実行時に動的に追加することもできます。

オブジェクト コレクションである、返された ArrayList インスタンスを、Crystal レポートの SetDataSource プロパティに割り当てます。このレポートを表示すると、オブジェクト コレクションの各オブジェクトがレポートに詳細行を 1 行提供します。

サンプル コード

このチュートリアルは、プロジェクトの完全バージョンを示す Visual Basic および C# のサンプル コードと共に提供されます。このチュートリアルの手順に従って新しいプロジェクトを作成するか、またはサンプル コード プロジェクトを開いて完全バージョンを使用します。

サンプル コードは言語とプロジェクト タイプに分類され、フォルダに格納されています。各サンプル コード バージョンのフォルダ名は次のとおりです。

  • C# Web サイト:CS_Web_Data_ObjectCollection
  • Visual Basic Web サイト:VB_Web_Data_ObjectCollection

これらのサンプルが格納されたフォルダを探すには、「チュートリアルのサンプル コード」を参照してください。

この節の内容