Web サイトでのデータセットのキャッシュ
Web サイトを構築している場合は、データを入力した DataSet インスタンスを ASP.NET Cache オブジェクトに配置すれば、パフォーマンスとスケーラビリティが向上します。これによって、DataSet にデータを入力するための、余分で低速になる可能性があるデータベースへの呼び出しを抑止できます。詳細については、「DataSets の使用時のキャッシュ」を参照してください。
注 |
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DataSet にすべてのユーザーの標準値が含まれる場合は、Cache オブジェクトを使用します。ただし、DataSet に各ユーザーの固有値(ユーザー ID など、SQL クエリーの WHERE 句のユーザー固有条件に基づいた値)が含まれる場合は、Session オブジェクトを使用する必要があります。 |
Web フォームを開きます。
[表示]メニューの[コード]をクリックします。
DataSet インスタンスを DataSetConfiguration.CustomerDataSet property に割り当てる次のコード行を探します。
myDataSet = DataSetConfiguration.CustomerDataSet
dataSet = DataSetConfiguration.CustomerDataSet;
このコード行を“customerDataSet”という Cache 値を確認する完全な条件コード ブロックで置き換えます。
次の条件ブロックおよびコードを正確に入力します。
``` vb
If Cache("customerDataSet") Is Nothing Then
myDataSet = DataSetConfiguration.CustomerDataSet
Cache("customerDataSet") = myDataSet
Else
myDataSet = CType(Cache("customerDataSet"), DataSet)
End If
```
``` csharp
if (Cache["customerDataSet"] == null)
{
dataSet = DataSetConfiguration.CustomerDataSet;
Cache["customerDataSet"] = dataSet;
}
else
{
dataSet = (DataSet)Cache["customerDataSet"];
}
```
DataSet のキャッシングをテストするには、[デバッグ]メニューの[開始]を選択します。
Customer レポートは、DataSet に格納されたデータを表示します。
ブラウザの[更新]ボタンをクリックします。
ASP.NET Cache オブジェクトから DataSet が取得されるので、Customer レポートがすばやく再表示されます。
- Visual Studio に戻り、[停止]ボタンをクリックして、デバッグ モードを終了します。