ASP.NET リモート構成ファイルの編集
更新 : 2007 年 11 月
ASP.NET 構成 API により、リモート サーバー上の構成ファイルを編集できます。特に、リモート サーバー上の Microsoft Internet Information Services (IIS) アプリケーションまたはその子ディレクトリにある構成ファイルを変更できます。リモート サーバーの構成も変更できます。
ASP.NET アプリケーションをリモートで構成する場合、以下の事項を考慮する必要があります。
リモート構成を実行できる環境上の制約。特に、クライアント コンピュータとターゲット コンピュータ上の .NET Framework ビルド バージョン、編集できる構成ファイル、IIS 内で有効な ASP.NET、必要なアクセス権などです。
ターゲット コンピュータ上のリモート構成を有効または無効にする ASP.NET IIS 登録ツール (Aspnet_regiis.exe)。
構成ファイルを開いて更新するために必要な構成 API。
セキュリティの関係とそのガイドライン。
リモート構成の例については、「方法 : リモート ASP.NET 構成ファイルにアクセスして変更する」を参照してください。
リモート構成コンポーネント : クライアントとサーバーの接続
クライアント コンピュータがサーバー構成ファイルにアクセスするには、リモート構成コンポーネントがサーバー上にインストールされている必要があります。これにより、サーバー上の .NET Framework 構成 API を呼び出すことができます。
このコンポーネントを有効にするコマンドは次のとおりです。
Aspnet_regiis /config+
セキュリティ
リモート構成コンポーネントは、呼び出し元のユーザー コンテキストで実行するので、呼び出し元はそのコンピュータ上での管理者である必要があります。そうでない場合、アクセス拒否エラーが発生します。
既定で、リモート構成コンポーネントは、DCOM 暗号化 (パケット プライバシー) を使用するように登録されす。これは、ネットワークを超えて転送される構成情報を保護するために特に重要です。
メモ : |
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リモート サーバーにファイアウォールがインストールされている場合、Dllhost.exe プログラムの実行を有効にし、ポート 135 を開く必要があります。この処理を実行するには、Dllhost.exe をファイアウォールの例外リストに追加し、ネットワーク設定に関連付け、関連ポートを定義します。 |
インストール
ASP.NET IIS 登録ツール (Aspnet_regiis.exe) を /config+ オプションで使用してリモート構成コンポーネントを有効にします。
無効にするには、/config- オプションでこのツールを実行します。
リモート構成コンポーネントは、既定で ASP.NET と共にインストールされます。
参照
処理手順
方法 : リモート ASP.NET 構成ファイルにアクセスして変更する
概念
参照
ASP.NET IIS 登録ツール (Aspnet_regiis.exe)