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ディレクトリ同期検索の技術サンプル

更新 : 2007 年 11 月

このサンプルは、System.DirectoryServices でディレクトリ同期検索がどのように機能するかを示します。

ms233589.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

このサンプルは架空の値を使用しているため、実際の値に変更するまでは実行できません。

サンプルの使用については、次のトピックを参照してください。

サンプルをカスタマイズするには

  • ビルドするサンプルのバージョンに応じて、DirSyncSearch.cs ファイルまたは DirSyncSearch.vb ファイルで次の文字列変数を実際の値を使用して変更します。

    • domainADsPath - ドメインへの LDAP パス

サンプルをビルドするには

  1. コマンド プロンプトで \DS\DirSyncSearch ディレクトリに移動します。ビルドするサンプルのバージョンに応じて CS ディレクトリまたは VB ディレクトリに移動します。必要な設定および SDK のコマンド プロンプトについては、「方法 : サンプルの設定を設定する」を参照してください。

  2. コマンド プロンプトで「msbuild dirsyncsearch.sln」と入力します。

サンプルを実行するには

  1. コマンド プロンプトで、ビルドした実行可能ファイルが格納されているディレクトリに移動します。

  2. 「dirsyncsearch」と入力し、Enter キーを押します。

ms233589.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

このサンプルは、コンソール アプリケーションです。出力を表示するには、コマンド プロンプトでこれを起動して実行する必要があります。

解説

このサンプルでは、次の内容を一覧表示します。

  • Active Directory に一時的なユーザーを追加した後に実行する、すべてのユーザー名についてのディレクトリ検索の結果

  • 前の手順で実行されたディレクトリ検索に続く、すべてのユーザー名についての同期されたディレクトリ検索の結果。この場合、新たな検索結果は得られません。

  • 一時的なユーザーのユーザー名を変更した後に、前の手順で実行されたディレクトリ検索に続く、すべてのユーザー名についての同期されたディレクトリ検索の結果。検索により、変更されたユーザー名のプロパティが表示されます。

このサンプルは、次のタスクを例示します。

  • 一時的なユーザーを Active Directory へ追加したり、Active Directory から削除したりする方法

  • 指定したパスの DirectoryEntry オブジェクトを作成する方法

  • DirectorySearcher オブジェクトを使用して、すべてのユーザー オブジェクトにわたってディレクトリ検索を実行し、各ユーザー オブジェクトの displayName プロパティと name プロパティを返す方法

  • DirectorySearcher オブジェクトの各種プロパティを使用して、検索オプションを設定する方法

  • DirectorySynchronization オブジェクトと DirectorySearcher オブジェクトを組み合わせて使用し、将来、同じ検索を実行した場合に指定した基準を満たす新しい結果のみを報告できるように、現在の結果を追跡できる検索を作成する方法