次の方法で共有


リンク オプション

更新 : 2007 年 11 月

CRT lib ディレクトリには、コードを変更することなく、特定の CRT 機能を有効にする小さなオブジェクト ファイルが多く含まれています。これらはリンカ コマンド ラインに追加するだけで使用できることから、"リンク オプション" と呼ばれます。

Visual C++ 2005 から、純粋モード バージョンが追加されています。ネイティブおよび /clr コードには標準のバージョンを使用し、/clr:pure モードには純粋なバージョン (p が先頭に付いている) を使用してください。

ネイティブおよび /clr

純粋モード

説明

binmode.obj

pbinmode.obj

既定のファイル変換モードをバイナリに設定します。_fmode を参照してください。

chkstk.obj

n/a

CRT を使用しない場合に、スタック チェックと alloca をサポートします。

commode.obj

pcommode.obj

グローバル コミット フラグを "commit" に設定します。fopen、_wfopenfopen_s、_wfopen_s を参照してください。

fp10.obj

n/a

既定の有効桁数制御を 64 ビットに変更します。浮動小数点サポート を参照してください。

invalidcontinue.obj

pinvalidcontinue.obj

既定の無効なパラメータ ハンドラとして、何もしない、つまり、CRT 関数に渡された無効なパラメータが errno を設定し、エラー結果を返すだけのハンドラを設定します。

loosefpmath.obj

n/a

浮動小数点コードに非正規化値を許可します。

newmode.obj

pnewmode.obj

malloc が、失敗時に新しいハンドラを呼び出すようにします。_set_new_mode_set_new_handlercalloc、および realloc を参照してください。

noarg.obj

pnoarg.obj

argc および argv のすべての処理を無効にします。

nochkclr.obj

n/a

処理を行いません。プロジェクトから削除します。

noenv.obj

pnoenv.obj

CRT に対するキャッシュ環境の作成を無効にします。

nothrownew.obj

pnothrownew.obj

CRT で new の非スロー バージョンを有効にします。The new and delete Operators を参照してください。

setargv.obj

psetargv.obj

コマンド ライン引数のワイルドカード拡張を有効にします。Expanding Wildcard Arguments を参照してください。

smalheap.obj

n/a

非常にシンプルな小さなヒープ マネージャをインストールします。

threadlocale.obj

pthreadlocale.obj

既定で新しいすべてのスレッドに対してスレッドごとのロケールを有効にします。

wsetargv.obj

pwsetargv.obj

コマンド ライン引数のワイルドカード拡張を有効にします。Expanding Wildcard Arguments を参照してください。

参照

参照

C ランタイム ライブラリ