方法 : Team System 用に Microsoft Excel でレポートを作成する
更新 : 2007 年 11 月
Microsoft Excel を使用して、Team Foundation 用データ ウェアハウスのデータに基づくレポートを作成できます。レポートを作成するには、Microsoft Excel ブックでピボットテーブル レポートを作成し、そのレポートを SQL Server のデータ ウェアハウスに接続します。ピボットテーブル レポートを作成するときは、データ ソースのどのフィールドを取り込むか、テーブルの編成方法、およびテーブルで実行する計算の種類を指定できます。詳細については、Microsoft Web サイトの「ピボットテーブル レポートを作成する」を参照してください。
ピボットテーブル レポートを作成した後で、レポートを再配列して、別の視点からデータを表示できます。このようにテーブルのディメンションを回転できる (たとえば、列見出しを行位置に置き換える) 機能があるため、ピボットテーブル レポートという名前が付けられ、その特殊な分析能力が実現されています。ピボットテーブル レポートの行と列の操作方法の詳細については、Microsoft Web サイトの「Analyze data with PivotTable reports」を参照してください。
必要なアクセス許可
これらの手順を実行するには、SQL Server Analysis Services の TfsWarehouseDataReaders セキュリティ ロールのメンバである必要があります。詳細については、「方法 : Team System 用データ ウェアハウスのデータベースへのアクセスを許可する」を参照してください。
Microsoft Excel 2007 でレポートを作成するには
ピボットテーブル レポートを作成するブックを開き、[データ] タブをクリックします。
[外部データの取り込み] グループで、[その他のデータ ソース] をクリックし、次に [Analysis Services] をクリックします。
データ接続ウィザードの [サーバーに接続] ダイアログ ボックスが表示されます。
[サーバー名] ボックスに、Analysis Services を実行しているサーバーとデータベース インスタンスの名前 (Server/Instance) を入力し、[次へ] をクリックします。
データ接続ウィザードの [データベースとテーブルの選択] ダイアログ ボックスで、[TFSWarehouse] データベースを選択し、[Team System] キューブを選択して、[次へ] をクリックします。
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メモ :サーバーが SQL Server Enterprise Edition を使用している場合は、さらに対象を絞ったキューブのビューを提供する、[作業項目の履歴] などのパースペクティブを選択できます。
データ接続ウィザードの [データ接続ファイルを保存して終了] ダイアログ ボックスで、[完了] をクリックします。
[データのインポート] で、[ピボットテーブル レポート] を選択し、[OK] をクリックします。
ピボットテーブルのフィールド リスト ペインの [関連するフィールドの表示] ボックスで、[現在の作業項目] などのメジャー グループを選択し、[Current Work item Count] などのメジャーを選択します。
ピボットテーブルのフィールド リスト ペインで、[Assigned To.Person] などのフィールドを [行ラベル] ボックスにドラッグします。
ピボットテーブルのフィールド リスト ペインで、[Work Item.State] などのフィールドを [列ラベル] ボックスにドラッグします。
レポートにフィルタを適用するには、[Area.Area] などのフィールドを [レポート フィルタ] ボックスにドラッグし、シートに表示されるドロップダウンを使用して、適切な値を選択します。
手順 7、8、9 を繰り返し、ワークシートを完成させます。
ブックを保存します。
メモ :レポートを静的な形式で保存して現在のデータを保存する場合は、.xlsx 形式でファイルを保存します。レポートをテンプレートとして保存して、レポートを開くたびにデータが更新されるようにするには、.xltx 形式でファイルを保存します。
Microsoft Excel 2003 でレポートを作成するには
ピボットテーブル レポートを作成するブックを開きます。
メモ :データ ウェアハウスを Microsoft Excel のデータ ソースとしてセットアップするには、Microsoft SQL Server 2005 Analysis Services 9.0 の OLE DB プロバイダを、Microsoft Excel を使用するコンピュータにインストールする必要があります。ドライバは、Microsoft ダウンロード センターからオンラインで入手できます。
[データ] メニューの [ピボットテーブルとピボットグラフ レポート] をクリックします。
[ピボットテーブル/ピボットグラフ ウィザード - 1/3] の [分析するデータのある場所を選択してください] の [外部データ ソース] を選択します。
[作成するレポートの種類を指定してください。] の [ピボットテーブル] を選択し、[次へ] をクリックします。
[ピボットテーブル/ピボットグラフ ウィザード - 2/3] ページの [データの取り出し] をクリックします。
[データ ソースの選択] ダイアログ ボックスの [OLAP キューブ] タブをクリックし、[<新規データ ソース>] をクリックし、[OK] をクリックします。
[新規データ ソースの作成] ダイアログ ボックスの [新規データ ソース名を入力してください] にチーム プロジェクトまたはレポートを説明する名前を入力します。
[アクセスするデータベースに対応する OLAP プロバイダを選択してください ] の [Microsoft OLE DB Provider for Analysis Services 9.0] を選択します。
[接続] をクリックします。
[Multidimensional Connection 9.0] ダイアログ ボックスの [分析サーバー] を選択します。
[サーバー] ボックスに Team Foundation Server データ層サーバーとインスタンスの名前 (Server/Instance) を入力し、[次へ] をクリックします。
[データベース] の一覧の [TFSWarehouse] を選択し、[完了] をクリックします。
[新規データ ソースの作成] ダイアログ ボックスの [必要なデータがあるキューブを選択してください] の [Team System] を選択し、[OK] をクリックします。
[データ ソースの選択] ダイアログ ボックスで、手順 7. で入力したデータ ソースの名前をクリックし、[OK] をクリックします。
[ピボットテーブル/ピボットグラフ ウィザード - 2/3] で [次へ] をクリックします。
[ピボットテーブル/ピボットグラフ ウィザード - 3/3] で [既存のワークシート] を選択します。
既存のワークシートで、ピボットテーブルを配置するセルを強調表示します。
[ピボットテーブル/ピボットグラフ ウィザード - 3/3] で、[完了] をクリックします。
[ピボットテーブルのフィールド リスト] で測定を選択し、ワークシートの [ここにデータ アイテムをドラッグします] 区分にドラッグします。
[ピボットテーブルのフィールド リスト] でディメンションを選択し、ワークシートの測定の左側または上にドラッグします。
手順 19 および 20 を繰り返し、ワークシートを完成させます。
ブックを保存します。
メモ :レポートを静的な形式で保存して現在のデータを保存する場合は、.xls 形式でファイルを保存します。レポートをテンプレートとして保存して、レポートを開くたびにデータが更新されるようにするには、.xlt 形式でファイルを保存します。
レポートを発行するには
チーム エクスプローラで、[teamproject] ノードをクリックします。
[チーム] メニューの [プロジェクト ポータルの表示] をクリックします。
プロジェクト ポータルのホーム ページで、[共有ドキュメント] をクリックします。
ドキュメント ライブラリ フォルダで、[ドキュメントのアップロード] をクリックします。
[名前] ボックスの [参照] をクリックして、レポートの場所を指定します。
[ファイルの選択] ダイアログ ボックスで、Excel ブックの完全パスを入力するか、ファイルの場所を参照し、[開く] をクリックします。
[保存して閉じる] をクリックします。