RunningValue 関数 (Visual Studio レポート デザイナ)
指定された式の実行中の集計を返します。
RunningValue(Expression, Function, Scope)
パラメータ
- Expression
(データ型は Function. に指定されている集計関数により決まります。) この集計関数の実行対象の式です。この式には、集計関数が使用されている式を指定することはできません。
- Function
(Enum) 式に適用する集計関数の名前です。この関数を RunningValue、RowNumber、または Aggregate にすることはできません。
- Scope
(String) この集計関数の適用先となるレポート アイテムを含むデータ テーブル、オブジェクト、グループ、またはデータ領域の名前です。データ テーブルまたはオブジェクトが指定された場合は、実行中の値はデータセット全体にわたってリセットされません。グループが指定された場合は、実行中の値はグループ式が変更されるとリセットされます。データ領域が指定された場合は、実行中の値はデータ領域の新しいインスタンスごとにリセットされます。Scope パラメータの詳細については、「レポートの組み込み関数 (Visual Studio レポート デザイナ)」を参照してください。
戻り値の型
Function パラメータに指定された集計関数によって決まります。
解説
RunningValue の制限も、Function パラメータに指定された集計関数によって決まります。詳細については、使用する集計関数のトピックを参照してください。
例
次のコード例では、最も外側のデータ領域の Cost フィールドの実行中の合計が返されます。
RunningValue(Fields!Cost.Value, Sum, Nothing)
参照
概念
レポートでの式の使用 (Visual Studio レポート デザイナ)
レポートへのカスタム コードの追加 (Visual Studio レポート デザイナ)
ReportViewer コントロール (Visual Studio)
レポートの組み込み関数 (Visual Studio レポート デザイナ)