方法 : 移行のために SQL Express をセットアップする
更新 : 2007 年 11 月
移行のためのコンバータを実行するコンピュータには、SQL Express をインストールする必要があります。VSS コンバータは、Visual SourceSafe データベース内の個々のファイルおよびフォルダの履歴を読み込み、この履歴を SQL Express に保存します。次に、コンバータは履歴を並べ替え、追加の処理を実行します。最後に、SQL Express から履歴を読み込み、移行を開始します。
SQL Express に対する管理者権限を持っていることを確認してください。Visual Studio 2008 をインストールしたユーザーは、自動的に管理者権限を持っています。
メモ : |
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非常に大規模な Visual SourceSafe データベースの場合、SQL Express の 4 GB 制限が原因で移行の準備フェーズが終了する場合があります。続行するには、SQL Express の代わりに SQL Server を使用するようにコンバータを設定するか、Visual SourceSafe のアーカイブ機能を使って、より小さいサイズのフォルダまたは部分的な履歴を移行する必要があります。コンバータで SQL Server を使用するための設定は、設定ファイルで行うことができます。 |
ソース管理の移行分析を実行する場合、SQLExpress のシステム管理者である必要があります。既定では、Visual Studio をインストールしたユーザーは、SQLExpress に必要な特権を既に持っています。ユーザーが、インストールされている SQLExpress のシステム管理者でない場合は、システム管理者がそのユーザーをシステム管理者として追加する必要があります。
必要なアクセス許可
この手順を実行するには、コンピュータの Administrators セキュリティ グループのメンバである必要があります。また、SQL Express の sysadmin サーバー ロールのメンバである必要があります。既定では、SQL Express がインストールされているコンピュータの Administrators セキュリティ グループのメンバの場合、sysadmin サーバー ロールのメンバです。詳細については、SQL Server 2005 ドキュメントの「sysadmin」 (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=60405) を参照してください。
SQLExpress のシステム管理者を追加するには
Visual SourceSafe コンバータを実行するコンピュータに SQL Express をインストールします。Visual Studio 2008 をインストールするときに、既定で SQL Express がインストールされます。
SQLCMD.exe が格納されているフォルダに移動し (既定では、SQLCMD.exe は <root>:\Program Files\Microsoft SQL Server\90\Tools\Binn にインストールされます)、コマンド プロンプトで次のコマンドを入力します。
SQLCMD.exe -S localhost\SQLExpress -EEXEC sp_grantlogin <username> -- add as userGOEXEC sp_addsrvrolemember <username>, 'sysadmin' GO