イベント ログの監視
更新 : 2007 年 11 月
イベント ログを使用して Team Foundation Server のイベントとエラーを監視できます。Team Foundation Server は、情報、警告、およびエラーのさまざまなイベントをアプリケーション イベント ログに記録します。これらのイベントはイベント ビューアに表示できます。
Team Foundation Server のイベント
Windows イベント ビューアを使用してサーバーの状態の変化を監視できます。このログのエントリは、重大なエラー、警告、および情報を示します。課題は、状態の変化の影響を把握し、システムを正常な状態に戻すために必要なアクションを知ることです。
Team Foundation では、Error、Warning、Audit、およびInformationという 4 つのイベント ログ メッセージの種類が使用されます。それぞれの種類は、Team Foundation Server 管理者が実行する必要のあるアクションのレベルを示しています。
Team Foundation Server イベントの一般的な分類を次の表に示します。
イベントの種類 |
イベントの説明 |
イベントの範囲 |
---|---|---|
エラー |
エラー メッセージの種類は、緊急の状態を表します。すべてのエラー イベントに対処できるとは限りませんが、すべてのエラー イベントを調べる必要があります。エラー イベント メッセージに示されている指示に従うと共に、「Team Foundation Server のトラブルシューティング」の情報を参照してください。 |
3001 - 5000 |
警告 |
警告メッセージの種類は、注意を要する可能性がある潜在的な問題や課題を表します。警告メッセージは、時間の経過に伴うパターンを確認して追跡する必要があります。 |
6001 - 6999 |
情報 |
情報メッセージの種類は、Team Foundation アプリケーション層サーバーまたは Team Foundation データ層サーバーの状態の変化を示します。情報メッセージに対するアクションは必要ありませんが、時間の経過に伴う Team Foundation Server の状態を監視するうえで貴重なデータを提供します。 |
9001 - 9999 |
監査 |
監査メッセージの種類は、イベント ビューアのセキュリティ セクションにのみ表示されます。"成功の監査" メッセージは、システムへのユーザー ログインの成功など、セキュリティ操作の成功を表します。"失敗の監査" メッセージは、サーバー リソースへのユーザー アクセスの失敗など、セキュリティ操作の失敗を表します。パフォーマンスやサーバー アクセスに関する問題のトラブルシューティングを行ったり、時間の経過に伴う傾向を調べたりする場合は、監査メッセージを確認する必要があります。 |
監査メッセージのイベント ID 番号は、Team Foundation コンポーネントに固有ではありません。 |
イベント ログを表示するには、Team Foundation 論理アプリケーション層および論理データ層をホストしているサーバー上で、[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をクリックして、[イベント ビューア] をクリックします。イベント ビューア ログ内の個々のイベントをダブルクリックして、各イベントに関する追加情報を表示できます。
次の表は、Team Foundation 論理アプリケーション層を実行しているサーバーの Team Foundation Server に関するメッセージが含まれるイベント ログのセクションです。
コンポーネント |
イベント ログのセクション |
---|---|
Team Foundation Server |
アプリケーション セキュリティ (Team Foundation Server サービス アカウント) |
ASP.NET Web サービス |
アプリケーション |
インターネット インフォメーション サービス (IIS: Internet Information Services) Web サービス |
セキュリティ システム |
Windows SharePoint Services |
アプリケーション |
SQL Reporting Services |
セキュリティ |
次の表は、Team Foundation 論理データ層を実行しているサーバーの Team Foundation Server に関するメッセージが含まれるイベント ログのセクションです。
コンポーネント |
イベント ログのセクション |
---|---|
SQL Server |
アプリケーション システム セキュリティ (Team Foundation Server サービス アカウント) |
Windows ネットワーク |
セキュリティ システム |
SQL Analysis Services |
セキュリティ |
![]() |
---|
イベント ID 番号は、Team Foundation のエラー メッセージ番号とは異なります。イベント ログを確認するときは、イベント ID 番号と Team Foundation エラー メッセージ番号の両方を記録してください。 |