コマンドとパラメータ (ADO.NET)
更新 : November 2007
データ ソースへの接続を確立した後、DbCommand オブジェクトを使用してコマンドを実行し、データ ソースから結果を返すことができます。コマンドは、使用している .NET Framework データ プロバイダのいずれかのコマンド コンストラクタで作成できます。コンストラクタには、データ ソースで実行する SQL ステートメント、DbConnection オブジェクト、DbTransaction オブジェクトなど、オプションの引数を渡すことができます。これらのオブジェクトをコマンドのプロパティとして構成することもできます。また、DbConnection オブジェクトの CreateCommand メソッドを使用して、特定の接続用のコマンドを作成することもできます。コマンドによって実行される SQL ステートメントは、CommandText プロパティを使って構成できます。
.NET Framework に含まれている各 .NET Framework データ プロバイダは、Command オブジェクトを持ちます。.NET Framework Data Provider for OLE DB には OleDbCommand オブジェクト、.NET Framework Data Provider for SQL Server には SqlCommand オブジェクト、.NET Framework Data Provider for ODBC には OdbcCommand オブジェクト、.NET Framework Data Provider for Oracle には OracleCommand があります。
このセクションの内容
コマンドの実行 (ADO.NET)
ADO.NET の Command オブジェクトと、それを使用してデータ ソースに対してクエリやコマンドを実行する方法について説明します。パラメータおよびパラメータのデータ型の構成 (ADO.NET)
Command のパラメータの使用 (方向、データ型、パラメータ構文など) について説明します。CommandBuilder でのコマンドの生成 (ADO.NET)
DataAdapter に単一テーブルを対象とする SELECT コマンドが割り当てられているときに、コマンド ビルダを使用して INSERT、UPDATE、DELETE の各コマンドを自動的に生成する方法について説明します。データベースからの単一の値の取得 (ADO.NET)
Command オブジェクトの ExecuteScalar メソッドを使用してデータベース クエリから単一の値を返す方法について説明します。コマンドを使用したデータ変更 (ADO.NET)
データ プロバイダを使用して、ストアド プロシージャまたはデータ定義言語 (DDL) のステートメントを実行する方法について説明します。
参照
その他の技術情報
DataAdapter と DataReader (ADO.NET)