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Team Foundation Server コンポーネント

更新 : 2007 年 11 月

Team Foundation サーバーは、Visual Studio Team System に対応したソース管理機能、作業項目トラッキング機能、レポート機能、およびプロジェクト Web サイト機能を提供します。ビルド機能も提供します。また、Team Foundation サーバーは、Microsoft Project および Microsoft Excel と統合して、レポート機能とトラッキング機能を拡張できます。

Team Foundation Server の論理アーキテクチャ

Team Foundation 論理サーバーは、次のコンポーネントで構成されます。

  • Team Foundation アプリケーション層   この論理層は主に Web サービスで構成されます。これは、従来型の 3 階層 Web アプリケーションの配置で言うアプリケーション層に相当します。この層に属するサービスと機能は、物理サーバーに配置されると、Team Foundation Server (サービス) と呼ばれます。配置構成によっては、この論理層とその必須コンポーネントは 1 つ以上の物理サーバーにインストールされる場合があります。

  • Team Foundation データ層   この論理層は主に Microsoft SQL Server 2005 データベース サーバーで構成されます。Team Foundation Server 専用のデータベースを含みます。この層は、従来型の 3 階層 Web アプリケーションの配置で言うデータ層に相当します。配置構成によっては、この論理層とその必須コンポーネントは 1 つ以上の物理サーバーにインストールされる場合があります。

  • Team Foundation クライアント層   この論理層は主に Web サービスと Team Foundation オブジェクト モデルで構成されます。これは、従来型の 3 階層 Web アプリケーションの配置で言うクライアント層に相当します。配置構成によっては、この論理層と必要条件は、配置内の複数の物理コンピュータにインストールされる場合がありますが、各クライアントには、同一の物理コンピュータ上にインストールされたすべての論理クライアント コンポーネントがインストールされる必要があります。

Team Foundation の論理層を構成するコンポーネントを表す図を次に示します。

サーバー アーキテクチャ ダイアグラムクライアント アーキテクチャ ダイアグラム

Team Foundation のアプリケーション層とデータ層は、物理的に 1 台のサーバーに一緒に配置することも (シングルサーバー配置)、2 台以上のサーバーに別々に配置することもできます (デュアルサーバー配置とマルチサーバー配置)。各 Team Foundation サーバーに対し、Team Foundation Server ライセンスはそれぞれ別個に必要です。したがって、デュアルサーバー配置では、Team Foundation Server ライセンスは 2 つ必要です。Team Foundation Server に接続する Team Foundation クライアントごとに、クライアント アクセス ライセンス (CAL: Client Access License) が必要です。製品ライセンスおよびその取得方法の詳細については、「Team System ライセンス ホワイト ペーパー」(https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=55164) を参照してください。Team Foundation の配置に合った物理アーキテクチャの選択の詳細については、Team Foundation Server の配置構成の選択 を参照してください。Team Foundation のインストールの詳細については、『Team Foundation インストール ガイド』を参照してください。『Team Foundation インストール ガイド』の最新版は、Microsoft ダウンロード センター (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=79226) からダウンロードできます。

参照

概念

Team Foundation Server の計画

Team Foundation Server の計画のチェックリスト

その他の技術情報

Team Foundation の要件