return ステートメント
更新 : 2007 年 11 月
現在の関数の実行を終了し、戻り値を返します。
return[(][expression][)]
引数
- expression
省略可能です。関数から返す値を指定します。省略した場合、関数は戻り値を返しません。
解説
return ステートメントを使用すると、関数の実行を中止し、expression の値を返すことができます。expression を省略した場合および関数内で return ステートメントが実行されなかった場合は、関数を呼び出した式が代入されます。
return ステートメントを実行すると、関数本体に他のステートメントが残っている場合でも関数は終了します。ただし、try ブロック内にある return ステートメントを実行した場合で、対応する finally ブロックが記述されている場合は、finally ブロックのコードを実行してから関数が終了します。
return ステートメントを実行せずに、関数本体の最後に到達して関数が終了した場合は、戻り値は undefined 値になります (この場合、関数の戻り値を式の一部として使用できません)。
メモ : |
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finally ブロックのコードは、try または catch ブロックの return ステートメントが見つかり、その return ステートメントが実行される前に実行されます。この場合、finally ブロックに return ステートメントがあると、try または catch ブロックの return ステートメントよりも先に実行され、戻り値が異なる場合があります。このような状況を避けるために、finally ブロックには return ステートメントを使用しないでください。 |
使用例
次のコードは、return ステートメントの使用例です。
function myfunction(arg1, arg2){
var r;
r = arg1 * arg2;
return(r);
}