テキスト ファイル形式のリソース
更新 : 2007 年 11 月
テキスト (.txt) ファイルには、文字列リソースだけを含めることができます。テキスト ファイルの保存方法が適切であれば、リトル エンディアン バイト順の UTF-16、ビッグ エンディアン バイト順の UTF-16、および UTF-8 の 3 つのエンコーディング スキームのいずれかを使用して、文字列を指定できます。たとえば、ドイツ語の文字を使用し、保存するときは、特定の ANSI コード ページを使用する代わりに、UTF-8 エンコーディングを使用してテキスト ファイルを保存します。詳細については、「.NET Framework での Unicode」を参照してください。
メモ : |
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リソース ファイル ジェネレータ (Resgen.exe) では、ファイルを既定では UTF-8 として扱います。UTF-16 でエンコードされたファイルを Resgen.exe が認識できるようにするには、ファイルの先頭に Unicode バイト順マーク (U+FEFF) を置く必要があります。 |
テキスト ファイルには、文字列エントリだけでなく、コメントを含めることもできます。テキスト ファイルに含めることのできるエントリの数に制限はありません。ファイルを読みやすくするために、空白 (空行) も使用できます。個別の行が保存または取得されるときには、行の前後にある空白は含まれません。空の文字列を使用することもできます。
テキスト ファイルの中でリソース名が重複している場合は、警告メッセージが出され、重複している名前は無視されます。
テキスト ファイルのエントリの種類について、次の表で説明します。
エントリ |
説明 |
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;comments |
テキスト ファイルにコメントを含めることができます。コメントの前には、セミコロンまたはシャープ記号 (#) を付ける必要があります。コメントは、リソースの編成を説明するために役に立ちます。たとえば、複数のリソースを 1 つの特定ファイルに含める場合、;exceptions、;general messages、;text labels、;form titles などのコメントを使用してリソースにラベルを付けることで、リソースを整理できます。これらのコメントは、.txt ファイルを .resources ファイルに変換するときに失われるため注意してください。 |
name = value |
文字列リソースは、名前と値のペア エントリとして指定する必要があります。ここで、名前はリソースを説明する文字列であり、値は ResourceManager.GetString メソッドによって名前を取得したときに返されるリソース文字列です。名前と値は等号 (=) で区切る必要があります。たとえば、Msg1 = Hello, and Welcome! のように指定します。値には改行文字を含められませんが、C 言語形式のエスケープ文字で、改行を表す \n やタブを表す \t などを使用できます。空の文字列を使用することもできます。たとえば、MyEmptyString= と指定できます。 |
テキスト ファイルに必要なすべてのエントリを追加した後は、適切な名前と拡張子 .txt を付けて、ファイルを保存します。
メモ : |
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パスワード、セキュリティの配慮が必要な情報、プライベートなデータなどの格納には、リソース ファイルを使用しないでください。 |
.txt ファイルをアセンブリに埋め込むことはできません。リソース ファイル ジェネレータ (Resgen.exe) を使用して、.txt ファイルを .resources ファイルに変換する必要があります。詳細については、「.Resources ファイル形式のリソース」を参照してください。