方法 : ワークシートに Chart コントロールを追加する
更新 : 2008 年 7 月
対象 |
---|
このトピックの情報は、指定された Visual Studio Tools for Office プロジェクトおよび Microsoft Office のバージョンにのみ適用されます。 ドキュメント レベルのプロジェクト
アプリケーション レベルのプロジェクト
詳細については、「アプリケーションおよびプロジェクトの種類別の使用可能な機能」を参照してください。 |
Chart コントロールは、デザイン時および実行時にドキュメント レベルのカスタマイズの Microsoft Office Excel ワークシートに追加できます。
Visual Studio 2008 Service Pack 1 (SP1) では、実行時に Chart コントロールをアプリケーション レベルのアドインに追加できるようになりました。
このトピックでは、次のタスクについて説明します。
デザイン時に Chart コントロールを追加する
実行時に Chart コントロールをドキュメント レベルのプロジェクトに追加する
実行時に Chart コントロールをアプリケーション レベルのプロジェクトに追加する
Chart コントロールの詳細については、「Chart コントロール」を参照してください。
デザイン時に Chart コントロールを追加する
アプリケーションの中からグラフを追加するのと同じ方法で、ワークシートに Chart コントロールを追加できます。
メモ : |
---|
Chart コントロールは、ツールボックスや [データ ソース] ウィンドウにはありません。 |
Excel 2003 でグラフ ウィザードを使用してワークシートに Chart ホスト コントロールを追加するには
[挿入] メニューの [グラフ] をクリックします。
グラフ ウィザードが開きます。
メモ : ツール バーの [挿入] メニューを選択できない場合は、ドキュメントをクリックしてフォーカスを設定します。
グラフ ウィザードの [標準] タブまたは [ユーザー設定] タブでグラフの種類を選択し、[次へ] をクリックします。
グラフのデータが入っているセル範囲 (セル A5 ~ D8) を選択し、[次へ] をクリックします。
グラフ ウィザードの [ステップ 3 / 4] で必要なオプションを選択し、[完了] をクリックします。
Excel 2007 でワークシートに Chart ホスト コントロールを追加するには
[挿入] タブの [グラフ] で、[縦棒] をクリックし、グラフのカテゴリをクリックして、目的のグラフの種類をクリックします。
[グラフの挿入] ダイアログ ボックスで、[OK] をクリックします。
[デザイン] タブの [データ] で、[データの選択] をクリックします。
[データ ソースの選択] ダイアログ ボックスの [グラフ データの範囲] ボックス内でクリックし、既定の選択をクリアします。
チャート用のデータのある シートで、グラフのデータが格納されているセルの範囲 (セル A5 ~ D8) を選択します。
[データ ソースの選択] ダイアログ ボックスで、[OK] をクリックします。
実行時に Chart コントロールをドキュメント レベルのプロジェクトに追加する
実行時に Chart コントロールを動的に追加できます。動的に作成したグラフは、ドキュメントを閉じるとホスト コントロールとしてドキュメントに維持されません。詳細については、「実行時の Office ドキュメントへのコントロールの追加」を参照してください。
プログラミングによってワークシートに Chart コントロールを追加するには
Sheet1 の Startup イベント ハンドラに以下のコードを挿入して、Chart コントロールを追加します。
Dim employeeData As Microsoft.Office.Tools.Excel.Chart employeeData = Me.Controls.AddChart(25, 110, 200, 150, "employees") employeeData.ChartType = Excel.XlChartType.xl3DPie ' Gets the cells that define the data to be charted. Dim chartRange As Excel.Range = Me.Range("A5", "D8") employeeData.SetSourceData(chartRange)
Microsoft.Office.Tools.Excel.Chart employeeData; employeeData = this.Controls.AddChart(25, 110, 200, 150, "employees"); employeeData.ChartType = Excel.XlChartType.xl3DPie; // Gets the cells that define the data to be charted. Excel.Range chartRange = this.get_Range("A5", "D8"); employeeData.SetSourceData(chartRange, missing);
実行時に Chart コントロールをアプリケーション レベルのプロジェクトに追加する
SP1 では、プログラムによって Chart コントロールをアプリケーション レベルのアドイン プロジェクトの任意の開いているワークシートに追加できるようになりました。詳細については、「アプリケーション レベルのアドインにおける実行時の Word 文書や Excel ブックの拡張」を参照してください。
動的に作成されたチャート コントロールは、ワークシートを閉じるときに、ホスト コントロールとしてワークシートに保持されません。詳細については、「実行時の Office ドキュメントへのコントロールの追加」を参照してください。
プログラミングによってワークシートに Chart コントロールを追加するには
次のコードでは、開いているワークシートに基づいたワークシート ホスト項目を作成し、Chart コントロールを追加します。
Private Sub AddChart() Dim worksheet As Worksheet = CType(Application.ActiveWorkbook.Worksheets(1), _ Excel.Worksheet).GetVstoObject() Dim cells As Excel.Range = worksheet.Range("A5", "D8") Dim chart As Chart = worksheet.Controls.AddChart(cells, "employees") chart.ChartType = Excel.XlChartType.xl3DPie chart.SetSourceData(cells, Type.Missing) End Sub
private void AddChart() { Worksheet worksheet = ((Excel.Worksheet)Application. ActiveWorkbook.Worksheets[1]).GetVstoObject(); Excel.Range cells = worksheet.Range["A5", "D8"]; Chart chart = worksheet.Controls.AddChart(cells, "employees"); chart.ChartType = Microsoft.Office.Interop.Excel.XlChartType.xl3DPie; chart.SetSourceData(cells, missing); }
コードのコンパイル方法
この例の要件は以下のとおりです。
- グラフ化するデータが、ワークシートの A5 ~ D8 の範囲に格納されていること。
参照
概念
アプリケーション レベルのアドインにおける実行時の Word 文書や Excel ブックの拡張
ホスト項目およびホスト コントロールのプログラム上の制限事項
その他の技術情報
履歴の変更
日付 |
履歴 |
理由 |
---|---|---|
2008 年 7 月 |
チャート コントロールをアプリケーション レベルのアドインのワークシートに追加する方法を説明するセクションを追加 |
SP1 機能変更 |