XML スキーマのバインディング サポート

XML スキーマ定義ツール (Xsd.exe) には、XmlSerializer クラスと共に XML スキーマ定義と .NET Framework クラス定義間のバインディングが提供されています。XML スキーマ定義 (XSD: XML Schema Definition) ドキュメントで定義されたデータ型のバインディング サポートは、単純コンテンツの制限を使用して定義された場合を除いて、複合型に拡張されます。バインディングが生成される唯一の単純型は、文字列ベースの列挙型です。

次の表は、開発時と実行時に実行される変換の説明です。

モード	実行される変換	変換を実行するツールまたはクラス
開発時	クラス (ソース) への XML スキーマ定義 (.xsd ファイル)。 XML スキーマ定義 (.xsd ファイル) へのクラス (.dll または .exe ファイル)。	Xsd.exe
実行時	オブジェクトへの XML インスタンス ドキュメント (XML スキーマの指定)。 XML インスタンス ドキュメントへのオブジェクト。	逆シリアル化とシリアル化を自動的に実行する XmlSerializer

各要素の概要がハイパーリンクで示される XML スキーマ定義言語要素とそのバインディング サポートの表については、「XML スキーマ定義言語要素のバインディグ サポート」を参照してください。

関連トピックがハイパーリンクで示される XML スキーマ定義言語属性とそのバインディング サポートの表については、「高度な XML スキーマ定義言語属性のバインディング サポート」を参照してください。同じトピックで、独自の詳細トピックを必要とする複数の属性に対するハイパーリンクも一覧表示されています。

各属性の概要がハイパーリンクで示される XML スキーマ インスタンス名前空間属性とそのバインディング サポートの表については、「XML スキーマ インスタンスの名前空間バインディング サポート」を参照してください。

各要素エントリでは、対応する XML スキーマ オブジェクト モデル (SOM) クラスまたはプロパティも一覧表示されています。SOM では、XML スキーマおよび XML スキーマ定義言語へのプログラム インターフェイスが提供されており、XML ドキュメントを検証するためにも使用されます。XML ドキュメントの検証の詳細については、「XML Schema (XSD) Validation with XmlSchemaSet」を参照してください。

また、XML スキーマ仕様からの各組み込みデータ型は、ネイティブ .NET Framework 型で表されています。組み込み XML スキーマのデータ型と対応する .NET Framework 型の表については、.NET Framework Developer's Guide の「XML スキーマ (XSD) 型と .NET Framework 型の間でのデータ型のサポート」を参照してください。

完全な XML スキーマ仕様については、World Wide Web Consortium (W3C) の XML Schema Recommendation (http://www.w3.org/XML/Schema.html) を参照してください。

XML スキーマ定義言語の要素および属性に関する一般情報については、MSDN の「XML スキーマ リファレンス (XSD)」を参照してください。

関連項目

参照

XmlSerializer

その他の技術情報

XML Schema Definition Tool (Xsd.exe)
XML Schema Object Model (SOM)

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