CObject::CObject
更新 : 2007 年 11 月
これらの関数は、標準的な CObject のコンストラクタです。
CObject( );
CObject( const CObject& objectSrc );
パラメータ
- objectSrc
ほかの CObject への参照。
解説
既定のバージョンでは、派生クラスのコンストラクタから自動的に呼び出されます。
派生クラスがシリアル化可能なときは (IMPLEMENT_SERIAL マクロを組み込んだとき)、派生クラスの宣言に既定のコンストラクタ (引数のないコンストラクタ) を持つ必要があります。既定のコンストラクタが必要ない場合は、"空の" プライベートまたはプロテクト コンストラクタを宣言します。詳細については、「CObject の使い方」を参照してください。
C++ の標準的な既定のクラス コピー コンストラクタは、メンバ単位でコピーします。プライベートな CObject のコピー コンストラクタが存在することにより、派生クラスでコピー コンストラクタが必要なのに利用できないときに、コンパイル エラーを出力するようになります。したがって、派生クラスでこの機能を必要とするときは、コピー コンストラクタを用意します。
使用例
CObject の例で使われている CAge クラスのリストについては、「CObList::CObList」を参照してください。
// Create a CAge object using the default constructor.
CAge age1;
// Create a CAge object using the copy constructor.
CAge age2(age1);
必要条件
ヘッダー : afx.h