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CString の評価

更新 : 2007 年 11 月

CString オブジェクトはサイズが変化する動的なオブジェクトですが、基本的な組み込み型や単純なクラスと同じように評価されます。CString の各オブジェクトは一意の値を持ちます。CString オブジェクトは、文字列へのポインタではなく実際の文字列と見なす必要があります。

CString オブジェクトは、別の CString オブジェクトに代入できます。ただし、2 つの CString オブジェクトのうちの一方を変更しても、他方は変化しません。この例を次に示します。

CString s1, s2;
s1 = s2 = _T("hi there");

ASSERT(s1 == s2); // they are equal

s1.MakeUpper();  // Does not modify s2
ASSERT(s2[0] == _T('h')); // s2 is still "hi there"   

この例では、2 つの CString オブジェクトが同じ文字列を表しているため、"等価" と見なされます。CString クラスは等価演算子 (==) をオーバーロードして、オブジェクトの値 (内容) に基づいて 2 つの CString を比較します。アドレスの等価性はチェックされません。

参照

その他の技術情報

文字列 (ATL/MFC)