Worksheet ホスト項目
更新 : 2008 年 7 月
対象 |
|---|
このトピックの情報は、指定された Visual Studio Tools for Office プロジェクトおよび Microsoft Office のバージョンにのみ適用されます。 ドキュメント レベルのプロジェクト
アプリケーション レベルのプロジェクト
詳細については、「アプリケーションおよびプロジェクトの種類別の使用可能な機能」を参照してください。 |
Worksheet ホスト項目は、イベントを公開し、また、ホスト コントロールと Windows フォーム コントロールのコンテナとなるワークシートです。
Microsoft Office Excel のドキュメント レベルのカスタマイズを新規に作成すると、Visual Studio Tools for Office によって 3 つの Worksheet ホスト項目がプロジェクト内に自動的に作成されます。これらのワークシートの既定の名前は、Sheet1、Sheet2、および Sheet3 です。既存のブックに基づいてアプリケーションを作成する場合は、そのブック内のワークシートの数に応じてホスト項目の数が決まります。
Worksheet ホスト項目
Windows フォーム コントロールを Windows フォームに追加するのと同じように、Windows フォーム コントロールとホスト コントロールを Worksheet ホスト項目に追加できます。
ドキュメント レベルのプロジェクトの場合、デザイン時には追加の Worksheet ホスト項目をプロジェクトに追加できますが、プログラミングによってワークシートを追加した場合には Microsoft.Office.Tools.Excel.Worksheet ホスト項目は自動的には作成されません。ドキュメント レベルのプロジェクトで実行時にワークシートを追加した場合は、そのワークシートの種類は Microsoft.Office.Interop.Excel.Worksheet になり、ホスト コントロールも Windows フォーム コントロールも含めることができません。
Visual Studio 2008 Service Pack 1 (SP1) 以降、アプリケーション レベルのアドインで実行時にワークシートを追加し、Microsoft.Office.Interop.Excel.Worksheet オブジェクトの GetVstoObject メソッドを呼び出して Worksheet ホスト項目を取得できるようになりました。詳細については、「アプリケーション レベルのアドインにおける実行時の Word 文書や Excel ブックの拡張」を参照してください。
Excel プロジェクトでは、ユーザーとのやり取りの基本はワークシートです。さまざまな種類のコントロールを組み合わせ、コードを記述することによって、コントロールのデータへのバインド、ユーザーからの入力の取得、およびユーザーの操作への応答を実行できます。
ワークシートの名前変更
ドキュメント レベルのカスタマイズでは、Visual Studio デザイナでワークシートの名前を変更できますが、この場合はワークシートの表示名だけが変わります。ワークシートのプログラム上の名前は既定の名前のままです。[プロパティ] ウィンドウでワークシートの名前を変更すると、プログラム上の名前だけが変更されます。
イベント
Worksheet ホスト項目で使用できるイベントは次のとおりです。
参照
処理手順
概念
アプリケーション レベルのアドインにおける実行時の Word 文書や Excel ブックの拡張
ホスト項目およびホスト コントロールのプログラム上の制限事項
その他の技術情報
履歴の変更
日付 |
履歴 |
理由 |
|---|---|---|
2008 年 7 月 |
アプリケーション レベルのアドインでのワークシート ホスト項目の使用に関する情報を追加 |
SP1 機能変更 |