フォールバックのエンコーディングのアプリケーション サンプル
更新 : 2007 年 11 月
このサンプルでは、Encoding クラスの機能を示します。この中には、.NET Framework version 2.0 で新しく導入されたフォールバック機構が含まれており、これを使用すると、エンコードまたはデコード処理中に問題が発生した場合の動作を指定できます。
このサンプルの使用については、次のトピックを参照してください。
コマンド プロンプトを使用してサンプルをビルドするには
コマンド プロンプト ウィンドウを開き、EncodingApp ディレクトリの使用言語に対応するサブディレクトリに移動します。必要な設定および SDK のコマンド プロンプトについては、「方法 : サンプルの設定を設定する」を参照してください。
使用するプログラミング言語に応じて、「msbuild EncodingAppCS.sln」または「msbuild EncodingAppVB.sln」と入力します。
Visual Studio を使用してサンプルをビルドするには
Windows エクスプローラを開き、EncodingApp ディレクトリの使用言語に対応するサブディレクトリに移動します。
使用するプログラミング言語に応じて EncodingAppCS.sln ファイルまたは EncodingAppVB.sln ファイルをダブルクリックして、そのファイルを Visual Studio で開きます。
[ビルド] メニューの [ソリューションのビルド] をクリックします。
アプリケーションは、既定の \bin ディレクトリまたは \bin\Debug サブディレクトリにビルドされます。
サンプルを実行するには
Windows エクスプローラまたはコマンド プロンプト ウィンドウで、ビルドした実行可能ファイルが格納されているディレクトリに移動します。
Windows エクスプローラで EncodingApplication ファイルのアイコンをダブルクリックするか、コマンド プロンプト ウィンドウで「EncodingApplication.exe」と入力して、アプリケーションを開きます。
解説
このサンプルでは、Windows フォーム アプリケーションをビルドします。これは、一般的な Windows アプリケーションと同様に起動して実行できます。
このサンプルでは、EncoderFallback クラスおよび DecoderFallback クラスとその派生型に焦点を当てています。これらでは静的なメソッドおよびフィールドが公開されており、これを使用すると文字またはバイトを Encoding でエンコードまたはデコードできなかった場合のフォールバック動作を指定できます。
EncodingApplication 実行可能ファイルは、.NET Framework がサポートしている任意のエンコーディング形式による文字やバイトのエンコードおよびデコードを表示します。Unicode 規格の任意の文字の 10 進表現または 16 進表現を表示できます。Unicode 規格の詳細については、www.unicode.org で仕様を参照してください。
DecoderExceptionFallback および DecoderReplacementFallback は DecoderFallback クラスの派生型であり、EncoderExceptionFallback および EncoderReplacementFallback は EncoderFallback クラスの派生型です。これらの型はどれも DecoderFallbackBuffer または EncoderFallbackBuffer の対応する派生クラスに関連付けられています。エンコーディング フォールバック機構は、密接な関係を持つこれらのクラスで公開されている機能に依存しています。
参照
概念
参照
DecoderReplacementFallback クラス