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COleControl::GetControlFlags

更新 : 2007 年 11 月

コントロール フラグの設定を取得します。

virtual DWORD GetControlFlags( );

戻り値

ControlFlags 列挙型の任意のフラグを OR で組み合わせたものを返します。

enum ControlFlags {

fastBeginPaint = 0x0001,

clipPaintDC = 0x0002,

pointerInactive = 0x0004,

noFlickerActivate = 0x0008,

windowlessActivate = 0x0010,

canOptimizeDraw = 0x0020,

};

解説

既定では、GetControlFlags は fastBeginPaint | clipPaintDC を返します。

  • fastBeginPaint
    このフラグが設定された場合、BeginPaint API (既定の設定) の代わりに、OLE コントロールに合わせて作成された描画開始関数を使用します。

  • clipPaintDC
    このフラグが設定されない場合、COleControl によって行われる IntersectClipRect 呼び出しは無効になり、速度が少し上がります。ウィンドウなしのアクティベーションを使用している場合、このフラグによる影響はありません。

  • pointerInactive
    このフラグが設定された場合、既定では無効になっている IPointerInactive インターフェイスの COleControl の実装を有効にすることによって、コントロールが非アクティブな間の、マウスとの相互処理を提供します。

  • noFlickerActivate
    このフラグが設定された場合、余分な描画処理を防止し、画面のちらつきを防止します。非アクティブとアクティブな状態で同一の描画を行うコントロールで使用します。ウィンドウなしのアクティベーションを使用している場合、このフラグによる影響はありません。

  • windowlessActivate
    このフラグが設定された場合、コントロールがウィンドウなしのアクティベーションを使用することを示します。

  • canOptimizeDraw
    これが設定された場合、コンテナがサポートしていれば、コントロールは最適化された描画を行うことを指定します。

GetControlFlags と OLE コントロールのその他の最適化の詳細については、「MFC ActiveX コントロール : 最適化」を参照してください。

必要条件

ヘッダー : afxctl.h

参照

参照

COleControl クラス

階層図

CDC::IntersectClipRect

COleControl::SetControlSize

その他の技術情報

COleControl のメンバ