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CRT 関数のセキュリティが強化されたバージョン

更新 : 2007 年 11 月

Visual C++ 2005 以降、ランタイム ライブラリ ルーチンのセキュリティが強化されたバージョンを使用できるようになっています。CRT のセキュリティ強化の詳細については、「CRT のセキュリティ強化」を参照してください。

セキュリティが強化された関数

関数

動作

同等の .NET Framework 関数

_access_s、_waccess_s

ファイル アクセス許可を判断します。

適用できません。標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。

_malloca

スタックにメモリを割り当てます。

該当なし

asctime_s、_wasctime_s

struct tm 型の時間を文字列に変換します。

System::DateTime::ToLongDateStringSystem::DateTime::ToLongTimeStringSystem::DateTime::ToShortDateStringSystem::DateTime::ToShortTimeStringSystem::DateTime::ToString

bsearch_s

並べ替えられた配列のバイナリ検索を実行します。

BinarySearch

_cgets_s、_cgetws_s

コンソールから文字列を取得します。

該当なし

_chsize_s

ファイルのサイズを変更します。

clearerr_s

ストリームのエラー インジケータをリセットします。

  • 該当なし

_controlfp_s

浮動小数点制御ワードの取得および設定を行います。

  • 該当なし

_cprintf_s、_cprintf_s_l、_cwprintf_s、_cwprintf_s_l

書式化してコンソールに出力します。

  • 該当なし

_cscanf_s、_cscanf_s_l、_cwscanf_s、_cwscanf_s_l

書式化されたデータをコンソールから読み取ります。

  • 該当なし

_ctime_s、_ctime32_s、_ctime64_s、_wctime_s、_wctime32_s、_wctime64_s

time_t、__time32_t、または __time64_t のいずれかの型の時間を文字列に変換します。

System::DateTime::GetDateTimeFormatsSystem::DateTime::ToStringSystem::DateTime::ToLongTimeStringSystem::DateTime::ToShortTimeString

_ecvt_s

double 型の数値を文字列に変換します。

System::Convert::ToString

_fcvt_s

浮動小数点数を文字列に変換します。

ToString

fopen_s、_wfopen_s

ファイルを開きます。

fprintf_s、_fprintf_s_l、fwprintf_s、_fwprintf_s_l

書式付きデータをストリームに出力します。

System::IO::StreamWriter::Write

freopen_s、_wfreopen_s

ファイル ポインタを再度割り当てます。

fscanf_s、_fscanf_s_l、fwscanf_s、_fwscanf_s_l

ストリームから書式化されたデータを読み出します。

_ftime_s、_ftime32_s、_ftime64_s

現在の時刻を取得します。

System::DateTime::Now

_gcvt_s

浮動小数点数を文字列に変換し、文字列をバッファに格納します。

ToString

getenv_s、_wgetenv_s

現在の環境から値を取得します。

System::Environment::GetEnvironmentVariable

gets_s、_getws_s

stdin ストリームから行を取得します。

System::Console::Read

_gmtime32_s、_gmtime64_s

時刻を time_t 型から structtm 型へ、または __time64_t 型から struct tm 型へ変換します。

System::DateTime::UtcNowSystem::DateTime::ToUniversalTime

_itoa_s、_i64toa_s、_ui64toa_s、_itow_s、_i64tow_s、_ui64tow_s

整数を文字列に変換します。

System::Convert::ToString

_lfind_s

指定されたキーで線形検索を実行します。

System::Collections::ArrayList::Contains

localtime_s、_localtime32_s、_localtime64_s

時刻を現地のタイム ゾーンに合わせて修正し、time_t 型から struct tm へ、または __time64_t 型から struct tm へ変換します。

System::DateTime::ToLocalTime

_lsearch_s

線形検索を行って値を探します。見つからなかった場合は、リストの末尾に値を追加します。

該当なし

_ltoa_s、_ltow_s

長整数を文字列に変換します。

System::Convert::ToString

_makepath_s、_wmakepath_s

パス名の要素からパス名を作成します。

System::IO::File::Create

_mbccpy_s、_mbccpy_s_l

文字列のマルチバイト文字を他の文字列にコピーします。

該当なし

_mbsnbcat_s、_mbsnbcat_s_l

1 つのマルチバイト文字列の最初の n バイトを別の文字列の末尾に追加します。

該当なし

_mbsnbcpy_s、_mbsnbcpy_s_l

文字列の n バイトを他の文字列にコピーします。

該当なし

mbsrtowcs_s

マルチバイト文字列を対応するワイド文字列に変換します。

該当なし

mbstowcs_s、_mbstowcs_s_l

マルチバイト文字列を対応するワイド文字列に変換します。

該当なし

memcpy_s、wmemcpy_s

バッファ間で文字をコピーします。

該当なし

memmove_s、wmemmove_s

バッファの内容を他のバッファに移動します。

該当なし

_mktemp_s、_wmktemp_s

一意のファイル名を作成します。

該当なし

printf_s、_printf_s_l、wprintf_s、_wprintf_s_l

標準出力ストリームに書式付きで出力します。

_putenv_s、_wputenv_s

新しい環境変数を作成します。または既存の環境変数を変更または削除します。

  • 該当なし

qsort_s

クイック ソートを実行します。

System::Collections::ArrayList::Sort

rand_s

疑似乱数を生成します。

System::Random Class

scanf_s、_scanf_s_l、wscanf_s、_wscanf_s_l

標準入力ストリームから書式付きデータを読み取ります。

System::Console::ReadSystem::Console::ReadLineSystem::Double::Parse などの Parse メソッドも参照してください。

_searchenv_s、_wsearchenv_s

環境変数で定義されたパスを使用してファイルを検索します。

該当なし

_snprintf_s、_snprintf_s_l、_snwprintf_s、_snwprintf_s_l

書式付きデータを文字列に書き込みます。

該当なし

_snscanf_s、_snscanf_s_l、_snwscanf_s、_snwscanf_s_l

指定した長さの書式付きデータを文字列から読み取ります。

該当なし

_sopen_s、_wsopen_s

ファイルを共有用に開きます。

該当なし

_splitpath_s、_wsplitpath_s

パス名を構成要素に分解します。

該当なし

sprintf_s、_sprintf_s_l、swprintf_s、_swprintf_s_l

書式付きデータを文字列に書き込みます。

System::String::Format

sscanf_s、_sscanf_s_l、swscanf_s、_swscanf_s_l

文字列から書式付きデータを読み込みます。

System::Double::Parse などの Parse メソッドを参照してください。

strcat_s、wcscat_s、_mbscat_s

文字列を追加します。

System::String::Concat

strcpy_s、wcscpy_s、_mbscpy_s

文字列をコピーします。

System::String::Copy

_strdate_s、_wstrdate_s

現在のシステム日付を文字列として返します。

System::DateTime::Parse

strerror_s、_strerror_s、_wcserror_s、__wcserror_s

システム エラー メッセージ (strerror、_wcserror) を取得するか、またはユーザーが指定したエラー メッセージ (_strerror、__wcserror) を出力します。

System::Exception::Message

_strlwr_s、_strlwr_s_l、_mbslwr_s、_mbslwr_s_l、_wcslwr_s、_wcslwr_s_l

文字列を小文字に変換します。

System::String::ToLower

strncat_s、_strncat_s_l、wcsncat_s、_wcsncat_s_l、_mbsncat_s、_mbsncat_s_l

文字列に文字を追加します。

System::String::Concat

strncpy_s、_strncpy_s_l、wcsncpy_s、_wcsncpy_s_l、_mbsncpy_s、_mbsncpy_s_l

文字列の文字をコピーします。

System::String::Copy

_strtime_s、_wstrtime_s

現在のシステム時刻を文字列として返します。

System::DateTime::ToLongDateStringSystem::DateTime::ToLongTimeStringSystem::DateTime::ToShortDateStringSystem::DateTime::ToShortTimeStringSystem::DateTime::ToString

strtok_s、_strtok_s_l、wcstok_s、_wcstok_s_l、_mbstok_s、_mbstok_s_l

現在のロケールまたは渡されたロケールを使用して、文字列から次のトークンを見つけます。

該当なし

_strupr_s、_strupr_s_l、_mbsupr_s、_mbsupr_s_l、_wcsupr_s、_wcsupr_s_l

文字列を大文字に変換します。

System::String::ToUpper

tmpfile_s

一時ファイルを作成します。

該当なし

tmpnam_s、_wtmpnam_s

一時ファイルの作成に使用できる名前を生成します。

該当なし

_ultoa_s、_ultow_s

符号なしの長整数を文字列に変換します。

System::Convert::ToString

_umask_s

既定のファイル アクセス許可マスクを設定します。

System::IO::File::SetAttributes

_vcprintf_s、_vcprintf_s_l、_vcwprintf_s、_vcwprintf_s_l

引数リストへのポインタを使用して、書式付き出力をコンソールに書き込みます。

System::Console::Write

vfprintf_s、_vfprintf_s_l、vfwprintf_s、_vfwprintf_s_l

引数リストへのポインタに基づき、書式付き出力を書き込みます。

該当なし

vprintf_s、_vprintf_s_l、vwprintf_s、_vwprintf_s_l

引数リストへのポインタに基づき、書式付き出力を書き込みます。

System::Console::Write

vsnprintf_s、_vsnprintf_s、_vsnprintf_s_l、_vsnwprintf_s、_vsnwprintf_s_l

引数リストへのポインタに基づき、書式付き出力を書き込みます。

該当なし

vsprintf_s、_vsprintf_s_l、vswprintf_s、_vswprintf_s_l

引数リストへのポインタに基づき、書式付き出力を書き込みます。

System::String::Format

wcrtomb_s

ワイド文字をマルチバイト文字の表現に変換します。

該当なし

wcsrtombs_s

ワイド文字列をマルチバイト文字列の文字列形式に変換します。

該当なし

wcstombs_s、_wcstombs_s_l

ワイド文字列を対応するマルチバイト文字列に変換します。

該当なし

wctomb_s、_wctomb_s_l

ワイド文字を対応するマルチバイト文字に変換します。

該当なし

参照

参照

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