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HelpContext プロパティ (Err オブジェクト)

更新 : 2007 年 11 月

ヘルプ ファイルのトピックを表すコンテキスト ID を含む整数 (Integer) を設定します。値の取得も可能です。読み取り/書き込みプロパティです。

Public Property HelpContext() As Integer

解説

HelpContext プロパティを使って、アプリケーションの状況依存のヘルプを表示します。ヘルプ ファイルが HelpFile プロパティの中で指定されている場合、HelpContext プロパティは識別されたヘルプ ファイルを自動的に表示します。HelpFile プロパティと HelpContext プロパティが空の場合、Number プロパティの値がチェックされます。Number プロパティの値が Visual Basic 実行時エラーの値に対応しているときは、Visual Basic ヘルプのコンテキスト ID が使われます。Number プロパティの値が Visual Basic エラーに対応していないときは、Visual Basic ヘルプ ファイルの目次画面が表示されます。

wf4zyth3.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

一般的なエラーを処理するには、アプリケーションでルーチンを記述する必要があります。オブジェクトを使ってプログラミングする場合、そのオブジェクトのヘルプ ファイルを使って、エラー処理の質を高めたり、またはエラーが回復できないときにユーザーにわかりやすいメッセージを表示したりできます。

使用例

Err オブジェクトの HelpContext プロパティを使って、Overflow エラーの Visual Basic ヘルプ トピックを表示する例を次に示します。

Dim Msg As String
Err.Clear()
On Error Resume Next   ' Suppress errors for demonstration purposes.
Err.Raise(6)   ' Generate "Overflow" error.
If Err.Number <> 0 Then
  Msg = "Press F1 or HELP to see " & Err.HelpFile & " topic for" & _
  " the following HelpContext: " & Err.HelpContext
  MsgBox(Msg, , "Error:")
End If

必要条件

名前空間 : Microsoft.VisualBasic

モジュール : ErrObject

アセンブリ : Visual Basic ランタイム ライブラリ (Microsoft.VisualBasic.dll)

参照

参照

Err オブジェクト (Visual Basic)

Description プロパティ (Err オブジェクト)

ErrorToString 関数

HelpFile プロパティ (Err オブジェクト)

LastDllError プロパティ (Err オブジェクト)

Number プロパティ (Err オブジェクト)

Source プロパティ (Err オブジェクト)