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MFC における Unicode

更新 : 2007 年 11 月

Windows NT、Windows 2000、Windows XP の各プラットフォームでは、MFC はワイド文字のエンコードに Unicode 規格をサポートしています。Unicode アプリケーションは、Windows 98 プラットフォームでは実行できません。

wsdfs47e.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

Unicode 版の MFC ライブラリは、カスタム インストール時に指定しない限り、ハード ディスク ドライブにコピーされません。これ以外のインストールではコピーされません。MFC Unicode ファイルを使用せずに MFC Unicode アプリケーションをビルドまたは実行しようとすると、エラーが発生する場合があります。

wsdfs47e.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

ハード ドライブにファイルをコピーするには、セットアップ プログラムを再実行し、[機能の追加と削除] をクリックします。[言語ツール]、[Visual C++]、[Visual C++ クラスおよびテンプレート ライブラリ] の順に機能ツリーを展開し、[ATL MFC 共有ライブラリ Unicode] と [ATL MFC スタティック ライブラリ Unicode] の両方を選択します。

Unicode 版 MFC ライブラリの一覧を次に示します。

スタティック リンク ライブラリ

リリース

デバッグ

説明

UAFXCW.lib、
.pdb

UAFXCWD.lib、
.pdb

Unicode 版 MFC スタティック リンク ライブラリ

ダイナミック リンク ライブラリ

リリース

デバッグ

説明

MFC80U.lib、.dbg、def、.dll、.map、.pdb、.prf

MFC80UD.lib、.def、.dll、.map、.pdb

Unicode 版 MFC インポート ライブラリ
(ファイルの拡張子については、下の説明を参照してください)

 

MFCD80UD.lib、.def、.dll、.map、.pdb

データベース用 Unicode 版 MFC インポート ライブラリ

 

MFCN80UD.lib、.def、.dll、.map、.pdb

ネットワーク用 (ソケット用) Unicode 版 MFC インポート ライブラリ

 

MFCO80UD.lib、.def、.dll、.map、.pdb

Active テクノロジー用 Unicode 版 MFC DLL

MFCS80U.lib、.pdb

MFCS80UD.lib、.pdb

アプリケーションまたは DLL 内で静的にリンクされている必要があるコードを含む Unicode 版 MFC インポート ライブラリ

ファイルの種類

  • .lib という拡張子のファイルは、インポート ライブラリ ファイルです。

  • .dll という拡張子のファイルは、ダイナミック リンク ライブラリ ファイルです。

  • .def という拡張子のファイルはモジュール定義ファイルです。このテキスト ファイルには、.exe または .dll を定義するステートメントが含まれます。

  • .map という拡張子のファイルはマップ ファイルです。このテキスト ファイルには、リンカがプログラムのリンク時に使用する情報が含まれます。

  • .lib という拡張子のファイルはライブラリ ファイルです。ライブラリ ファイルは、DLL 版 MFC と共に使用されるファイルで、アプリケーションまたは DLL 内で静的にリンクされている必要のあるコードが含まれます。

  • .pdb という拡張子のファイルは、プログラム データベース ファイルです。デバッグ情報やプロジェクトの状態に関する情報が含まれます。

  • .dbg という拡張子のファイルは、デバッグ ファイルです。Visual C++ デバッガが使用する情報 (COFF FPO および CodeView) が含まれます。

名前付け規約の詳細については、「MFC DLL の名前付け規則」と「ライブラリの名前付け規則」を参照してください。

MFC で Unicode を使う方法の詳細については、「国際対応のプログラミング」と「Unicode とマルチバイト文字セット (MBCS : Multibyte Character Set) のサポート」を参照してください。

参照

概念

MFC の一般的なトピック

その他の技術情報

MFC