カルチャを認識しない文字列操作の実行
更新 : 2007 年 11 月
カルチャに依存した文字列操作が既定の動作になっているほとんどの .NET Framework メソッドには、CultureInfo パラメータを渡すことによってカルチャを明示的に指定できるオーバーロード メソッドが用意されています。このオーバーロードによって、大文字と小文字の対応や並べ替え規則のカルチャによる違いをなくし、CultureInfo パラメータとして CultureInfo.InvariantCulture プロパティを指定してカルチャに依存しない結果を得ることができます。
ここでは、既定ではカルチャを認識する .NET Framework のメソッドを使用して、カルチャを認識しない文字列操作を実行する方法を説明します。
このセクションの内容
カルチャを認識しない文字列比較の実行
String.Compare メソッドおよび String.CompareTo メソッドを使用してカルチャに依存しない文字列比較を実行する方法について説明します。カルチャを認識しない大文字と小文字の変更の実行
String.ToUpper、String.ToLower、Char.ToUpper、Char.ToLower の各メソッドを使用してカルチャに依存しない大文字と小文字の変換を実行する方法について説明します。カルチャを認識しないコレクションの操作の実行
CaseInsensitiveComparer クラス、CaseInsensitiveHashCodeProvider クラス、SortedList クラス、ArrayList.Sort メソッド、および CollectionsUtil.CreateCaseInsensitiveHashtable メソッドを使用して、コレクションでカルチャに依存しない操作を実行する方法について説明します。カルチャを認識しない配列の操作の実行
Array.Sort メソッドおよび Array.BinarySearch メソッドを使用してカルチャに依存しない配列の操作を実行する方法について説明します。RegularExpressions 名前空間でのカルチャを認識しない操作の実行
System.Text.RegularExpressions 名前空間のメソッドを使用して、カルチャを認識しない文字列操作を実行する方法について説明します。
関連するセクション
- カルチャを認識しない文字列操作
文字列操作を実行する際にカルチャに注意する理由について説明し、カルチャを認識する操作を実行するときとカルチャを認識しない操作を実行するときのガイドラインを示します。