COleVariant::SetString
更新 : 2007 年 11 月
文字列を特定の型に設定します。
void SetString(
LPCTSTR lpszSrc,
VARTYPE vtSrc
);
パラメータ
lpszSrc
新しい COleVariant オブジェクトにコピーされる NULL で終わる文字列。vtSrc
新しい COleVariant オブジェクトの VARTYPE。
解説
パラメータ vtSrc は、VT_BSTR (UNICODE) または VT_BSTRT (ANSI) である必要があります。COleVariant::COleVariant コンストラクタが文字列または文字列ポインタのパラメータを持ち、VARTYPE がない場合の既定は、UNICODE になるので、通常 SetString は、文字列を ANSI に設定する場合に使用されます。
非 UNICODE でビルドした DAO レコードセットは、ANSI 文字列を想定しています。したがって、UNICODE レコードセットを作成する場合以外は、COleVariant オブジェクトを使用する DAO 関数には、vtSrc に VT_BSTRT (ANSI) を設定した **COleVariant::COleVariant(lpszSrc,**vtSrc ) 形式のコンストラクタ、または vtSrc に VT_BSTRT を設定した SetString を使用して、ANSI 文字列を作る必要があります。たとえば、CDaoRecordset 関数 CDAORecordset::Seek と CDAORecordset::SetFieldValue では COleVariant オブジェクトをパラメータとして使います。DAO レコードセットが UNICODE でない場合、これらのオブジェクトは、ANSI である必要があります。
必要条件
ヘッダー : afxdisp.h