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方法 : Caspol.exe の自己保護機構をオーバーライドする

更新 : 2007 年 11 月

コード アクセス セキュリティ ポリシー ツール (Caspol.exe) には、Caspol.exe の機能を妨げるようなセキュリティ ポリシーの変更を防止する自己保護機構が備わっています。この自己保護機構は、必要に応じてオーバーライドできます。たとえば、管理者がセキュリティを更新するときには、自己保護機構のオーバーライドが必要になることがあります。ただし、自己保護機構をオーバーライドすると、Caspol.exe が正常に機能しなくなる可能性もあります。

Caspol.exe の自己保護機構をオーバーライドするには

  • ポリシーを変更するオプションのうち、Caspol.exe によって拒否される可能性のあるオプションの前に –force オプションを指定します。

    ユーザー ポリシーのルート コード グループを変更して Nothing アクセス許可セットに関連付けるコマンドを次に示します。

    caspol –force –user –chggroup 1 Nothing
    
    y382y07t.alert_caution(ja-jp,VS.90).gif注意 :

    このオプションを使用するときは十分に注意してください。このオプションを使用すると、Caspol.exe が障害を起こしたり、正常に機能しなくなることがあります。この場合は Caspol.exe を実行できなくなるため、–recover オプションも役に立ちません。

    y382y07t.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    Caspol.exe を実行できなくなった場合は、–recover の操作を手動で実行します。マシン ポリシーとユーザー ポリシーのバックアップが Security.cfg.old ファイルに書き込まれています。変更したポリシー レベルの Security.cfg ファイルを削除し、Security.cfg.old ファイルの名前を Security.cfg に変更します。これらのファイルが置かれている場所の詳細については、「セキュリティ構成ファイル」を参照してください。

参照

概念

セキュリティ ポリシー モデル

参照

コード アクセス セキュリティ ポリシー ツール (Caspol.exe)

その他の技術情報

コード アクセス セキュリティ ポリシー ツール (Caspol.exe) によるセキュリティ ポリシーの構成